大切なテストの前に食べると良い物・縁起の良い食べ物

私達には「テスト前や受験前には、どんな物を食べると良いの？」といったご質問を受験生からいただきます。

大事な試験の前日や受験当日には、「できるだけ消化が良く」「腹持ちして」「すぐにエネルギー変換される」食材がおススメです。ここでは、受験前に食べると良い物、縁起が良くゲン担ぎになる食べ物についてご紹介します。

脳の機能が向上しやすいもの

• 卵
  良質のタンパク質を含むため、脳機能を改善して集中力を高める効果があります。

• ヨーグルト
  タンパク質、カルシウムを含み腸内環境を整え、脳の機能を改善する効果があります。

• ナッツ類
  アーモンドやくるみなど、健康的な脂質を含むナッツ類は、エネルギー源として優れています。脳機能が向上し、ストレスや不安を和らげる効果も期待できます。

• サーモン
  サーモンに含まれるオメガ３脂肪酸は脳機能をサポートし、集中力を高める効果があるとされます。

• ダークチョコレート
  カフェインやテオブロミンが含まれていて、大脳皮質を刺激して集中力、記憶力、思考力を高めます。

消化の良い食べもの　　

• バナナ
  糖質が多く、消化が良いためテスト前や受験前に食べると最適な食べ物です。また、バナナにはカリウムが豊富なのでストレスや不安の緩和の効果も期待できます。

• リンゴ
  リンゴは消化吸収が良く、胃の粘膜を守る役目もあります。

• お米・うどん
  消化が良く、腹持ちも良いのでテスト前に食べるのはもってこいです。

• 鍋　煮物
  煮る、蒸す、茹でる食べ物には温かい食べ物が多く、胃腸にも優しくて、大切な試験前に適している食べ物です。

• 大豆製品
  納豆、豆腐などは消化がよく、胃腸の負担も少ないです。タンパク質やミネラルも豊富な優れモノです。

縁起の良い食べもの

• トンカツ、かつ丼
  この２つは、ゲン担ぎのチャンピオンかもしれません。勝負にカツとか、受験にカツという響きが「勝利」のイメージにつながるので、受験生に好んで食べられることが多いです。ただし、揚げ物は脂質が多く、あまり消化が良くありませんので食べ過ぎには注意が必要です。

• 焼き鯛
  鯛(たい)はめでたいとかけて、縁起の良い食べ物とされるので焼き鯛にして食べられることがよくあります。ただし、あくまでも切り身ではなく、尾頭付きの鯛に限ります。その理由として、頭から尾までということから「ひとつのことを最初から最後までまっとうする」という意味が含まれているからだそうです。

• 紅白なます
  紅白の野菜を刻んだなますは、紅が縁起の良い色とされていることから受験前に食べると良いとされています。

• ねばねば食材
  納豆、オクラ、山芋などねばねばしている食材は、「粘り強く頑張れる」という意味があるようです。

テストの前日や当日に避けたいNG食材

• 生もの
  刺身や生ガキなど火を通していないものは、万が一、食あたりになってしまうとかなり大変です。　

• 刺激物
  唐辛子が入った食べ物や、激辛鍋、激辛カレーなどは試験当日や前日は控えるのが無難です。お腹を壊してしまうと試験中にトイレに行ったり、真の実力が出せなくなるかもしれません。

• 脂っこい食べ物
  脂質は消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけてしまいます。胃もたれして集中力が低下してしまうかもしれません。

　

食べる際に注意すること

たとえ、どんなに良い食べ物だとしても食べ過ぎるのはよくありません。満腹になるまで食べると、消化するために沢山の血液が脳に行かずに内臓にいくことになります。脳に血液が行かないと働きも鈍くなり思考力が低下してしまうので気をつけましょう。

また、寝る直前の飲食はできるだけ避けましょう。満腹の時と似ていますが、寝ている間に内臓が消化のために働かされるため、睡眠が浅くなってしまうかもしれません。翌朝すっきり目覚めるためにも、最低でも寝る3時間前には食事を終わらせておきましょう。あと、冷たい食べ物や冷たい飲み物も、胃腸を冷やして負担がかかるのでできるだけ避けましょう。