高校の志望校を選ぶときに重要な4つのこと

「志望校ってどう選べばいいの?」
「受験の仕組みがややこしくて不安…」
「高校ってどんな種類があるのか、よく分からない」

お子さんの進路を考えるとき、多くのご家庭が最初につまずくのが“志望校選び”です。家庭教師のえーるには、これまでに10,000人以上のご相談が寄せられてきました。その中でも特に多いのが、「どんな高校を目指したらいいのか分からない」という声です。

子供がなかなか志望校を決められない

将来の夢もまだハッキリしていなくて心配

そんな状態でも大丈夫です。実は、志望校選びの“コツ”を知ることで、子供たちは前向きに受験勉強に取り組めるようになります。受験への意欲が生まれるかどうかは、“どんな学校を目指すか”がとても大きなカギを握っているのです。

この記事では、志望校選びに失敗しないための《大切な4つのポイント》を、わかりやすくお伝えしていきます。

目次

①今の学力に合った高校かどうか

高校選びで最初に見ておきたいのが、「今の自分の学力に合っているかどうか」という視点です。これは単に「合格できそうか」だけではなく、入学後にその学校でどれだけ前向きに学べるかという点にも深く関わってきます。

合格がゴールではなく「入ってから」が重要

「この高校に受かった!」と合格の瞬間は嬉しいもの。でも、そこで終わりではありません。本当に大事なのは、その高校で3年間どう過ごすかという“その先”です。

私たちえーるには、こんなご相談がよく届きます。

入ってみたら授業についていけず、赤点ばかり

同級生の学力についていけず、毎日がつらい…

こうしたお悩みは、「合格できるか」だけを基準に学校を選んでしまったケースに多く見られます。志望校選びで大切なのは、合格した後も前向きに学び続けられるかどうかです。

お子さんにとって“安心できる環境”であることが、高校生活を充実させるために重要なポイントになるかもしれません。

勉強に集中できない子

「背伸び」と「妥協」のちょうどいいバランス

「少しでも上の高校を目指してほしい」という親の気持ちはよくわかります。一方で、子ども自身の気持ちが置き去りになってしまうと、プレッシャーに押しつぶされたり、受験そのものが大きなストレスになってしまうことも。

逆に、「内申が足りないから」と安心できる学校ばかり見てしまうと、「授業が簡単すぎてつまらない」「自分にはもっと合う場所があったかもしれない」と後悔しながら高校に通うことになるかもしれません。

大切なのは、子どもが「ちょっと頑張れば届くかもしれない!」と前向きに思える学校を選ぶこと。努力しがいのある目標が見つかると、自然と受験へのモチベーションも上がっていきます。

偏差値だけに頼らない“相性”の見極め方

「この高校は偏差値○○だから難しそう…」
「こっちは合格しやすそうだから…」

たしかに偏差値は参考になりますが、それだけで学校の“合う・合わない”を判断するのは危険です。同じくらいの偏差値でも、校風や先生の距離感、学習スタイル、生徒の雰囲気は全く違います。

たとえば、厳しくて勉強中心の学校もあれば、穏やかで個性を尊重する校風の学校もあります。先生がサポートしてくれるスタイルか、自主性を求めるタイプか…そんな違いも大切な「相性」の要素です。

今の学力を客観的に把握しながら、パンフレットやネットの情報だけでなく、実際にオープンキャンパスなどで“肌で感じる”ことが重要です。

「この学校なら楽しそう」「なんとなく居心地よさそう」
そんな感覚を持てる学校との出会いが、受験への意欲にもつながっていきます。
このように、「今の学力に合った高校かどうか」を考えるときは、単なる「偏差値」や「合格ライン」だけにとらわれず、入学後の毎日をイメージできるかどうかが大切なんです。

②学校の雰囲気が自分に合っているか

高校生活の3年間を楽しく、前向きに過ごせるかどうかは、「その学校の雰囲気が自分に合っているか」が大きく影響します。偏差値や通学距離などの“条件”だけで決めてしまうと、入学後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔することもあるからです。

オープンキャンパスで「空気感」を感じよう

志望校を選ぶときに、つい偏差値や進学実績に目がいきがちですが、3年間通う学校だからこそ、「自分に合う雰囲気かどうか」はとても重要です。

えーるに寄せられる声でもよく耳にします。

校舎を見た瞬間、娘の目がキラキラしてました

文化祭に行ったとき、“この高校に行きたい”って初めて口にしたんです

パンフレットやWebサイトではわからない“空気感”を体感できるのが、オープンキャンパスや学校説明会の大きな魅力です。そこでの生徒の表情、先生の接し方、校舎の雰囲気——そういったものから、お子さん自身が「この学校、なんかいいかも」と感じられるかどうかが、学校選びの大きなヒントになります。

リアルな学校生活をイメージしてみる

実際に見学へ行ったときは、「この学校で自分が毎日通っている姿」を具体的に想像してみることが大切です。

たとえば、校舎や教室の雰囲気、先生や生徒の挨拶、授業中の空気感など、目に入るすべてがヒントになります。トイレや食堂、図書室の雰囲気、過ごしやすさも意外と大きなポイントです。

こうした“小さな気づき”が、「ここなら安心して通えるかも」という感覚につながりますていきます。お子さんが帰宅後に話す内容にも注目してみてください。嬉しそうに感想を話してくれるなら、その学校が合っている可能性が高い証拠です。

通学スタイルも長続きのカギ

意外と見落とされがちなのが、「通いやすさ」という視点です。

電車を何本も乗り継がないといけなかったり、朝がとても早かったりすると、毎日の通学がストレスになってしまうでしょう。最初は「行きたい!」という気持ちで頑張れても、次第に疲れがたまってしまい、学校生活そのものに影響が出ることも。

もちろん、強い意志があれば、多少の不便さも乗り越えられるでしょう。でも、通学時間やルートが負担にならないかどうかは、現実的に考えておく必要があります。

「毎日無理なく通える距離か」
「交通手段は安全か」
「帰宅後に勉強する時間を確保できるか」

こうした日々の生活リズムも含めて、その高校が本当に合っているかを見極めましょう。

「この学校に通っている自分が、なんだか自然に想像できる」

そんな感覚が持てる学校は、きっとお子さんにとって心地よい居場所になるはずです。

③卒業後の進路につながる学校かどうか

高校はゴールではなく、あくまでも“その先”へと続く通過点です。だからこそ、「この学校に入ったら、どんな未来につながっていくのか?」という視点で志望校を考えることがとても大切です。

進学を目指すのか、それとも就職を希望しているのか。あるいはまだ進路が決まっていない場合でも、「将来の選択肢を広げてくれる高校かどうか」は、志望校選びの中でしっかり見極めておきたいポイントです。

進学?就職?進路に合わせた学校選び

将来、大学や専門学校への進学を希望する場合、進学実績が豊富でサポート体制が整っている高校を選ぶことが有利です。日々の授業はもちろん、模試や進路ガイダンス、面談や補講などの取り組みがしっかりしていれば、「受験勉強をするのが当たり前」という雰囲気の中で自然と学習意欲も高まっていきます。

一方、「高校卒業後はすぐに働きたい」「手に職をつけたい」と考えているお子さんには、専門学科や実業系高校という選択肢もあります。商業高校や工業高校、農業高校などでは、資格取得や現場実習を通じて、社会に出てすぐに活かせる実践的なスキルを身につけることができます。将来を見据えて、学びたい分野が明確なお子さんにはピッタリの環境です。

将来に迷っている子への高校選びのポイント

「やりたいことがあるようで、これと決めきれない」
「そもそも将来の夢が、まったく見つかっていない」

そんなお子さんは、実はとても多いです。実際、中学生の時点で将来を明確にイメージできていないのは、むしろ自然なことです。

私たち家庭教師のえーるにも「進路に迷っているんです…」「目標がまだはっきりしていなくて…」といったご相談は多く寄せられています。

そんな時に大切なのは、“今すぐ決めること”ではなく、“将来をゆっくり探していける環境”を選ぶということです。

たとえば、普通科の高校では幅広い進路に対応できるカリキュラムが整っており、将来的に大学進学・専門学校進学・就職など、さまざまな選択肢に備えることができます。

また、「総合学科」や「単位制」を取り入れている高校では、自分の興味や関心に応じた授業選択が可能で、進路を探るヒントに出会えるチャンスも増えてきます。

つまり、将来がまだ決まっていない今だからこそ、迷いを受け止め、可能性を広げられそうな高校選びをすることが大切です。

選択肢を広げておくと、この先”本当に進みたい道”が見つかった時、自分で選択することができるので嬉しいですよね。

部活動や学校生活が充実できるか

高校生活の3年間――それは、勉強だけでなく、部活動や学校行事、友人との日々の関わりといった「人生の土台」が育つ大切な時間です。志望校を選ぶうえで、「どんな学校生活を送りたいか」という視点も、とても重要なポイントになります。

特に、部活動への思い入れが強いお子さんにとっては、その活動が高校生活そのものを左右することも。ここでは、部活動や学校生活を軸に高校を選ぶ際に、知っておきたい3つの視点をお伝えします。

「部活を軸に選ぶ」ことのメリットと注意点

「強豪校に入って部活に打ち込みたい」
「〇〇部の活動に魅力を感じている」

そんな明確な目標があるお子さんにとって、部活動の環境は志望校を選ぶ大きな理由になります。

部活動を中心に高校生活を組み立てることで、毎日の目標が明確になり、やりがいも充実感も感じやすくなります。経験豊富な指導者や、同じ夢を持つ仲間との出会いが、努力を続ける原動力になることも少なくありません。

ただし、注意したいのは「学力面とのバランス」です。部活の強い高校は、それに見合う学力水準が求められることもあります。

「部活に惹かれて入学したけれど、授業についていけない」
「推薦が取れなかった」
「思っていたより勉強が大変」

そんな声も、実際に保護者の方から寄せられることがあります。

だからこそ、「部活の魅力」と「勉強の環境」――その両方にしっかり目を向けて選ぶことが、後悔しない選択につながります。

成績と部活の両立が叶う環境を探す

部活も大事、でも勉強もおろそかにしたくない。そう思っているお子さんには、「両立がしやすい学校」を選ぶといいでしょう。

たとえば、次のような取り組みを行っている学校もあります。

  • 放課後に補習があったり、学習サポート体制が整っている
  • テスト前には部活が休みになり、学習に集中できる期間が設けられている
  • 部活動の顧問と学年の先生が連携し、学習面にも配慮してくれる

こうした環境があると、学業とのバランスを取りながら無理なく部活動を続けることができます。

部活動で得られる経験は、勉強では得られない貴重な学びでもあります。だからこそ「やるからには、両方頑張りたい」、そんな気持ちを尊重できる学校を選ぶことが、お子さんの自信や成長にもつながっていきます。

3年間続けられる“自分に合う高校生活”を描こう

高校生活は、長くてあっという間の3年間です。どんなに偏差値が高い学校でも、どんなに強豪の部活でも、「合わない…」と感じながらの生活では、毎日が苦しくなってしまいます。

「この学校なら、きっと楽しく過ごせそう」
「この仲間と一緒に頑張りたい」

そう思える環境があるかどうかは、子どもにとってとても大事な判断軸です。

部活動だけでなく、文化祭・体育祭・修学旅行など、学校行事の充実度もチェックしてみてください。「ここでの3年間が楽しみ!」と心から思える高校と出会えたとき、子どもたちの表情はガラリと変わります。

だからこそ、お母さんやご家族で、“進路=偏差値や実績だけで決めるもの”という考えをいったん外してみることが、本当に合う学校を見つける第一歩になるかもしれません。

「うちの子、将来の目標がまだはっきりしていなくて…」
「高校の情報が多すぎて、どう選べばいいのか分からない」

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えーる坪井

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