
またゲーム?いい加減に勉強したら

うるさいなー、今やろうと思ってたのに!
…こんなやり取りに、毎日疲れているというお母さんはいませんか?
かつては「宿題したの?」と聞けば「うん」「やった」と素直に答えてくれた、あどけない我が子。それが突然、口ごたえや無視、時にはイライラを感情的にぶつけてくるように――。
それはまさに、お子さんの「反抗期」が始まったサインかもしれません。
お子さんが心と体の大きな変化を経験している証ではありますが、同時に「このままでは勉強が遅れてしまうかも…」「親子の関係が悪くなるかも」と、お母さんにとっては不安と悩みが尽きない時期でもありますよね。
家庭教師のえーるは、これまで数えきれないほどの「反抗期の壁」に直面したご家庭に寄り添い、お子さんが自ら前向きに変わるきっかけをたくさん作ってきました。
この記事では、そんなえーるが培ってきた経験をもとに、反抗期のお子さんが「勉強しない」本当の原因を解き明かし、お母さんが今日から実践できる具体的な3つの対処法を分かりやすくご紹介します。
学年別!反抗期によくあるお悩み相談
お子さんに対して、どう対応するのが正解なのか悩んでいるお母さんは多いと思います。でも、そもそもどうして反抗期って起こるんでしょう?
ここでは、お子さんが「勉強しない」という行動の背景にある、反抗期の3つの主な要因について、分かりやすく解説していきますね。
心の成長:芽生える「自我」のサイン
「自分で決めたい!」「もう子ども扱いされたくない!」
そう強く思い始めるのが、反抗期の核心です。これは、お子さんの“心の自立”が始まった、喜ばしいサインでもあります。
以前は親の言うことを素直に聞いていたかもしれませんが、この時期になると、親の意見にも次第に疑問を抱いたり、「本当にそれが正しいのかな?」と自分自身で深く考えるようになります。お子さんが自分の考えを確立し、一人の人間として成長していく上で、大切なステップなんです。
身体の成長:ホルモンの変化が感情を揺らす
思春期に差し掛かると、お子さんの体は驚くほど急激に変化します。この第二次性徴期(一般的に女子は10〜14歳、男子は12〜14歳頃)には、ホルモンバランスが大きく乱れやすく、精神的に不安定になりやすいという特徴があるんです。
実は反抗期は、このホルモンの大きな変化によって引き起こされることも少なくありません。お子さんに悪気はなくても、理由もなくイライラしやすくなったり、気持ちが不安定になったりすることで、つい親に強く反発してしまうことがあるんですね。これは、本人の意思とは関係なく、体の変化に心が追いついていない状態だと思ってあげてください。
自立心と依存心の葛藤:親離れの練習期間
この時期のお子さんは、「もう一人でやってみたい!」という強い自立心と、「でも失敗は怖いな…」「やっぱり親に助けてほしい」という依存心の間で、大きく心が揺れ動いています。さらに、この頃からお子さんは親以外の価値観(友達や学校、SNSなど)にも触れるようになり、親の意見や教えに対する「ん?」という違和感を覚え始めます。「親が言ってたことより、友達の考えの方がしっくりくるかも」「親はこう言うけど、自分はこうしたい」というように、自分自身の意思が芽生え、親から精神的に「離れる練習」を始めるのです。
この変化に気づかず、幼い頃と同じように「親が何でもしてあげよう」と思ってしまうと、お子さんとの間にズレが生まれ、衝突に繋がってしまうことがあります。このように、親からの自立や、自分の身体の変化などへの不安やイライラといった複雑な感情を、最も甘えられる存在である親にぶつけてくるのが、反抗期の本当の姿なんです
成績が下がりやすい時期と反抗期の関係とは?
実は、反抗期と成績が下がる時期は重なることが多く、この二つには深い関係があるのかもしれません。
「このままで成績大丈夫なの?」と心配して口出しすればするほど、「うるさいなー!」「ほっといて!」と強く反発されたり、素直に聞いてくれない…こんなふうに悩んでいるお母さんも多いのではないでしょうか。
小学生の場合:勉強内容の難化と環境の変化
2020年以降の教育改革により、小学生の学習内容は大きく変わりました。
英語・プログラミング・抽象的な文章題など、難しい単元が低学年化しています。
「ついていけない」→「勉強が嫌になる」→「親に言われるとムカつく」
特に小学校の高学年になると、授業で習うことが今までより急激に増えますが、それに伴う授業時間が十分に増えるというわけではありません。その影響もあり、授業についていける子と、ついていけない子の差が大きく広がってくるのもこの時期です。
中学生の場合:心身の疲れと勉強の壁
中学生になると、勉強内容が一気に抽象的で複雑になります。そこに部活動・スマホ・友達関係・思春期の悩みなど、心と体を大きく使う要素が重なり、心のエネルギーが勉強にまで回らなくなるケースが非常に多いのです。
・友人やクラブ活動、習い事からくる心身の疲れ
お母さんからすると、日々だらだらと何となく過ごしているように見えるお子さんでも、実は毎日学校では気を使い、心身ともに疲弊していることがよくあります。特に中学生になると、新しい環境でクラスメイトや先生に気を遣ったり、部活動での先輩後輩関係やハードな練習、帰宅後の習い事など…毎日が想像以上に大変なんです。 私たちがお子さん一人ひとりに話を聞いてみても、「気を抜ける場所がない」「安心できる場所が見つからない」などと打ち明けてくれることも。そんな状態のお子さんに向かって「勉強やりなさい!」と感情的に言ってしまうと、心に余裕がないため「イラッ」としてしまい、つい親に口が悪くなったり、部屋に閉じこもってしまうというわけです。
勉強のやり方がわからずイライラ
授業内容が難しくなり理解できなくなってきても、すぐに自分で気づける子は多くありません。そのため、最初に成績が下がってきた時は「今回はたまたま悪かった」「分かっていたのにケアレスミスが多かった」と感じて、自分の問題点を見逃してしまう子もいるんです。 そのような子は、どうしても事態の把握が遅れてしまい、「どこから復習したら良いのか分からない」といった状況に陥りやすい傾向があります。また、そういう子は勉強のやり方がわからないため、行き詰まってしまうことが多いのですが、その状況で親から「勉強しなさい!」と言っても、「分かってるわ!!」とだけ返ってくるだけで、結局何も解決しないというケースを本当によく見かけます。
反抗期で勉強しないお子さんへ!効果的な3つのアプローチ
ここからは、家庭教師のえーるがこれまで実践し、多くのご家庭で効果を実感していただいた「反抗期で勉強しないお子さんへの関わり方」を、小学生と中学生、それぞれの年代別に具体的にご紹介していきます。
小学生への3つのアプローチ:小さな芽を育む関わり方
小学生は、中学生のような激しい反抗期とは少し異なりますが、関わり方を間違えてしまうと、反抗的な態度がエスカレートしてしまうことがあります。お子さんの心の成長をサポートできるよう、えーるが考える3つのおすすめプロセスをお伝えします。
- お子さんの「イライラ」「モヤモヤ」をまずは理解する
小学校高学年頃は、お子さんの身体や心にさまざまな変化が起こり始めます。お子さん自身も、その変化に戸惑いや説明できないイライラを抱えやすい時期です。自分では気づかないうちにストレスをためてしまい、親に対して感情的に反発することも増えてくるのです。 親としてまず大切なのは、お子さんの状況を冷静に観察し、「もしかしたら今、何か心に引っかかっていることがあるのかも」と理解しようと努めることです。ご自身が子どもだった頃に感じた「訳もなくイライラした経験」を思い出してみると、お子さんの気持ちに寄り添いやすくなるかもしれませんね。このような心構えを持つことで、お子さんとの不必要な衝突を減らす大きな一歩になります。 - 「正論」で頭ごなしに押さえつけない
これは私たち自身の経験からも言えることですが、反抗期のお子さんは「反抗したくなる」時期なんです。だからこそ、「正しいこと」を教えることが必ずしも効果的とは限りません。どんなに親の言葉が正論でも、一方的に押し付けられると、お子さんは「どうせ話しても無駄だ」と感じてしまい、会話そのものを避けるようになってしまう可能性があります。 親は、お子さんの視点に立ち、同じ目線で話をすることを心がけましょう。「これはこうだから、こうしなさい」と命令するのではなく、「どうしてそう思うの?」「何か困っていることはある?」と、お子さんの意見や気持ちを尊重しながら対話を進めることで、親子の信頼関係が深まりやすくなります。 - お子さんの「考え」や「気持ち」を聞く姿勢をもつ
反抗期は、お子さんに「自分」という自我が芽生え始める、とても大切な時期です。このため、親の言葉が「命令」や「押し付け」と感じられると、お子さんの反発心を招く大きな原因になります。 お子さんの言葉や考えをしっかりと受け止め、「あなたはどうしたいの?」「どんな気持ちだったの?」と、お子さん自身の意思や感情に耳を傾ける姿勢を持つことが大切です。自分の気持ちや意見を受け入れてもらえると感じたお子さんは、親とのコミュニケーションを前向きに捉え、「話しても大丈夫」という安心感から、より話しやすい関係を築くことができるでしょう。
中学生への3つのアプローチ:心に寄り添い、自立を促す関わり方
中学生になると、ほとんどのお子さんが反抗期の真っ只中に入っているはずです。身体も大きく成長し、親の背丈を越えていく子も珍しくなく、幼い頃とは違う、かなり強めな反抗的態度をとることもあるので、お父さん・お母さんも心配ですよね。 ぜひ以下の3つのプロセスを試してみてください。
- まずは心に寄り添い、「お子さんの今」を理解する
中学生になると、心の成長が比較的早い女子だけでなく、男子も自我が芽生えたり、異性に興味を持ち始めたりして、今までのようには親に何でも話せなくなることが増えます。その中で、複雑な友人関係や自分の身体の変化、そしてますます難しくなる勉強など、多くの不安が重なり、精神的に不安定になりやすい時期なんです。 お子さんが今、どんな状況で何に悩んでいるのかを少しでも理解し、ご自身の経験談(例:「私も中学生の時、〇〇で悩んだことがあったよ」)などを話してあげるのも良いかもしれません。「何でも話していいんだ」「自分のことをわかってくれる」と少しでも安心してもらえたら、お子さんの心を少し開く、まずは大きな成功と言えるでしょう。 - 本人の意見をじっくり聞いて、一緒に話し合う
お子さんが小さいうちは、「我が子が大きな失敗をしないように」と親が先回りしてアドバイスしたり指示を出したりすれば、素直に聞いてくれました。ですが反抗期に入ると、そうはいかないことが多くなります。この時期のお子さんの主張は、大人からすると、どうしても幼く未熟な内容に聞こえがちですが、それを頭ごなしに否定したり、無理やり上から命令しても、良いことは何もありません。 反抗期とは、お子さんが大人になるための大切な通過点でもあるので、すぐに否定せず、その子がどんな考えを持っていて、どうしたいのかなど、まずはしっかりと聞いてあげて理解することが何よりも大切になってくるんです。 話を落ち着いて最後まで聞いてあげ、相手の考えを理解することに努める。このような姿勢は、コミュニケーションをとるうえで非常に大切な基本です。まず大人がこうした姿勢を示すことで良い影響を与え、お子さん自身も話を聞いてもらったことで安心し、「この人には話してもいいかも」と感じてくれるでしょう。 - 「勉強のやり方」から一緒に教えてあげる
特に勉強が上手くいっていない子にとって、親から勉強のことについて色々言われることは、一番耳が痛く、反抗したくなることです。 なぜなら「勉強しなさい!」とか「ちゃんと勉強してるの?」と言われても、どうやって勉強したら良いのか分からなくて、がむしゃらに問題を解いてみても成果に結びつかず、自信を無くしているからなんです。 「どうせやってもできない」と諦めてしまっているお子さんには、まず「勉強のやり方」から具体的にアプローチしてあげるのが、親子関係を良好に保ちながら、勉強への意欲を引き出すための鍵となります。お子さんが「これならできるかも」と感じる小さな成功体験を積ませてあげることが重要です。
反抗期の子への効果的な「叱り方」と「褒め方」のコツ
反抗期のお子さんにとって、「叱られる」と「否定された」はほぼ同じに感じられることがあります。しかし、叱られる経験は社会性を身につける上で必要ですし、上手に褒めることはお子さんの自信を育むために非常に重要です。

反抗期の子への効果的な叱り方:冷静さがカギ
お母さんは、お子さんのことを、ただ単に感情的に叱ってしまっていませんか?
私たち家庭教師のえーるには、 「ダメなのはわかっているけれど、ついつい感情的に怒ってしまうから、子どもが反発してしまうんです…」 といったご相談も多く寄せられます。
お子さんのために叱ってあげるのと、ただ感情のままに怒っているのとでは、その効果は大きく違ってきます。実は、多くのお子さんが最も嫌がるのは、「感情的に怒りをぶつけられている」と感じるような叱られ方をされることなんです。
特に、反抗期の中学生の場合は、感情的に怒られてしまうと素直に聞けないだけでなく、強い反発心が生まれて逆効果になってしまうことが非常に多いようです。叱る時はできるだけ感情的にならず、冷静な言い方で丁寧に伝えてあげると、意外と素直に聞いてくれるものです。
その他、気をつけたいことは、「お兄ちゃんは成績が良かったのに、あなたはダメね」「〇〇ちゃんは頑張ってるのに、何でもっと頑張れないの?」このように、他人や兄弟と比較するのは控えましょう。 よほど負けず嫌いで、人と比較されることで奮起して頑張る子もいるかもしれませんが、それは少数派です。大多数の子が、「自分が否定されている」と感じてしまい、やる気をなくしてしまいます。どんどん自分に自信が持てなくなり、失敗を恐れて消極的な子になってしまうかもしれません。
お子さんに素直に受け入れてもらうためにも、「その子が良くなるために言っている」ということや「どうして叱っているのか?」という理由を、お子さんにも理解できる言葉で、きちんと説明してあげましょう。お子さんも、自分のために言ってくれてると感じたり、叱っている意図が伝わると、きっとわかってくれるはずです。
反抗期の子への効果的な褒め方:自信を育む言葉の力
「子どもを褒めた方がいいのはわかるけど、どう褒めればいいかわからないんです」
「叱ることはできても、なかなか自分の子を褒めることができないんです…」
私たちには、そんなご相談もいただきます。 このように、どうしても自分の子どもは、“悪い部分”や、“できないところ”ばかり目についてしまい、褒めることが難しいと感じる親御さんも多いようです。
しかし、人には「認められたい」という承認欲求があり、特に、多くのお子さんが、「親から褒められたい」と強く思っています。それなのに怒ってばかりで一切褒めてくれないと、なかなか「自己肯定感」が上がらず、自分に自信を持てない子になってしまいます。
お子さんのことをたくさん褒めてあげることで自己肯定感が高まり、自信がつき、今後物事に前向きに挑戦する子になっていくはずです。褒める時のコツは、「結果だけでなく、その過程を褒める」ようにするのがポイントです。
例えば「テストで80点とれてすごいね!」と言っても、お子さんからすると、結果しか見られていないと思ってしまうかもしれません。それを、「毎日コツコツ勉強してたね。その頑張りが実を結んだんだね、よく頑張ったね!」といったように、それまでの頑張りや努力を具体的に評価してあげることで、「自分の頑張りをちゃんと見てくれてる」という安心感につながり、自己肯定感も高まります。お子さんは「もっと頑張ろう!」と、これまで以上にやる気になって頑張ってくれますよ。
親子だけで抱え込まないで!第三者の活用が突破口に
実は私の母親も学校の先生をしていましたし、祖父も学校の先生(最後は校長先生でした)をしていました。
ただ私の兄弟でもそうですが、親が子供に勉強を教えるのは難しいことが多いようです。
時々、すごく我慢強い性格のお父さん・お母さんがお子さんに優しく根気強く教えて上手くいってるという話を聞きますが、尊敬しかありません。
「普段の生活面などでも反抗期の子をフォローしてあげるのは大変なのに、勉強面までは出来ないよ…」というご家庭には次の2つを提案しています。
身近な大人に相談するメリット
年の近い従兄弟・近所のお兄さん・クラブの先輩など、親ではない大人だからこそ、お子さんが素直になれる相手もいます。 お子さんは、「親の目」から外れたところで、ホッとした顔を見せることがよくあるんです。親には言えない本音を、そうした第三者には打ち明けられることもあるでしょう。
塾や家庭教師、習い事を活用する効果
私たち「えーる」が出会ってきたご家庭でも、「最初は拒否してたのに、家庭教師が来てから一変した」という声がたくさん届いています。
- 親が何度言っても聞かなかったことが、先生の一言でスッと入る
- 親には見せない真剣な顔を見せる
- ちょっとした成功体験で「勉強っておもしろいかも」に変わる
同じ話でも、相手によって素直に受け入れられるかどうかが大きく変わるのもまた、この時期の大きな特徴ではないでしょうか? 反抗期でお困りの保護者の方とお子さんの間に第三者が介入することで、コミュニケーションが取りやすくなり、お子さんが前向きに変化するきっかけになることもよくありますよ。
【実体験】反抗期のお子さんが「自ら勉強するように」なった秘訣
ここでは、家庭教師のえーるで実際にサポートさせていただき、反抗期を乗り越えて「自分から」勉強に取り組むようになったお子さんたちの実体験を、具体的なエピソードを交えながらご紹介します。
事例1
大阪市在住 中学3年生 Sくんの場合(ゲームと反抗期からの脱却)
【お母さんの悩み】
中学から個別指導塾に通わせていましたが、家にいるとゲームやスマホばかりで全く勉強せず、成績が急降下。勉強について声をかけると「分かってる!」「うるさい!」と逆ギレされるように。本人が勉強の口出しを嫌がるため様子を見ていましたが、成績が心配でえーるにご相談くださいました。
【勉強しなくなった理由:”頑張っても報われない”という経験】
体験授業でSくんに話を聞くと、最初は緊張しつつも、素直で明るい子でした。バレー部で学校生活は楽しそう。塾は親に勧められて通い始めましたが(当時は反抗期ではなかったようです)、成績が上がらず、テスト前に頑張っても結果が出ないことが続き、「どうしたらいいか分からない…」と自信を失い、諦めてしまったようでした。大人でも、頑張りが報われないと続けるのは難しいですよね。Sくんも夜遅くまで勉強したのに結果が出ず、さらに母親に「勉強してないからだ!」と怒られ、自信をなくし勉強から目を背けるようになりました。しかし、本心では「もっと良い点数を取りたい」と思っており、家庭教師の話を聞いた時には「やってみたい!」と自分から言ってくれました。親には反抗的でも、内心では響いていたのかもしれません。
【勉強するようになるまでの過程:”認められる喜び”が自信に】
担当は大学1回生のアツシ先生。サッカー好きのスポーツマンで、家庭教師は初めてでしたが、クラスメイトや弟に教えた経験がありました。Sくんは初回の指導でアツシ先生を気に入り、「明るくて優しい先生」と喜んでいました。 当初は宿題も頑張っていましたが、2ヶ月ほどでクラブの試合と重なり、勉強しない日々に逆戻りすることも。その際、先生とお母さんで相談し、直接「勉強しなさい!」ではなく、「アツシ先生が『最近英語を頑張っている』と褒めてたよ」とさりげなく伝えました。アツシ先生も、毎日やることを細かく指示し、少しずつ「できること」を増やしていきました。お母さんは「テスト結果だけでなく、毎週の勉強の過程を細かく見て認められることで、本人の自信になった」と感じていました。言われなくても、少しずつ自分から机に向かえるようになったことをとても喜んでいました。 受験まで10ヶ月でしたが、苦手な英語は2倍以上の点数に、数学も平均点以上になり、Sくんは自信を持って高校受験に臨めました。高校受験は不安もあったようですが、見事第一志望に合格! 高校生になった今も「アツシ先生が来れる間は家庭教師を続けたい!」と頑張っています。
事例2
大津市在住 中学2年生 Yさんの場合(完璧主義と自信喪失からの回復
【お母さんの悩み】
Yさんは小学校高学年から口答えが増え、中学では吹奏楽部で真面目なのに、家では反抗的で困っていたそうです。機嫌が悪いと何も話してくれませんでした。中1の2学期頃からテストの点数が下がり、質問もしなくなり、親が教えようとすると「分からん!」と怒り出す始末。お父さんが教えるのは断固拒否。悩んだ末、家庭教師の体験を希望されたとのことでした。
【勉強しなくなった理由:”完璧でないとダメ”という思い込み】
Yさんは、実は今の勉強に不安を感じていたみたいです。 小学校では宿題を真面目に取り組み、どちらかというと成績は良かったみたいですが、中学ではテストで頑張っても結果が出ずに落ち込むことが増えました。お父さんからは「勉強してないからだ!」と厳しく言われ、「どうせやっても無理…」と自信をなくし、親には心を閉ざし話さなくなってしまったのです。
【勉強するようになるまでの過程:”わかる!”を積み重ねて自信を回復】
Yさんの状況を踏まえ、無理なく続けられる勉強法を説明すると、Yさんは家庭教師を希望。 担当は大学2回生のモエ先生という女子学生に決まりました。穏やかな先生で、Yさんは「質問しやすく、分かりやすい」と話していました。 Yさんは言われたことは完璧にこなしますが、「自分がどこが分からないか」が苦手。学校の授業では一時的に理解しても、テストでできない悪循環で自信を失っていました。 そこでモエ先生は、夏休み前から小学校の復習を開始。特に苦手な数学に絞り、文章問題や図形など「考える問題」に時間をかけ、基礎を固めていきました。 すぐには慣れませんでしたが、少しずつ「わかる」が増え、一人でも解けるように。夏休み明けのテストは目標に届かず8点アップでしたが、先生やお母さんが喜んでくれたことが、Yさんにとって大きな喜びでした。 その後は5教科全体の勉強法を相談しながら進め、数学だけでなく理科や社会も点数が上がり、手応えを感じ始めたYさん。波はあったものの、中3で受けたテストでは、前回209点から321点に大幅アップ! 「今年の夏休みは受験もあるし、もっと弱点を復習したい!」と意欲満々でした。お母さんは「勉強面での衝突が減り、気持ちが楽になりました」と喜んでくれました。
まとめ|反抗期の子が変わるには「理解」と「適切な距離感」
反抗期は、子供が成長している証です。でもその分、親も試される時期でもあるんです。
必要なのは、「子どもを変えること」ではなく、まずは親が理解し、寄り添ってあげることです。
無理に押しつけず、「あなたはあなたのペースで大丈夫」と伝えることで、子どもは不思議と変わっていきます。
家庭教師のえーるがお手伝いできること
「中学時代に勉強で悩んだ経験があり、お子さんの気持ちに寄り添いながら応援してくれる心強い存在」
もし、このような人が身近にいれば、お子さんも安心し、勉強への意識が変わるかもしれません。反抗期で親の言うことを聞かなかったお子さんも、第三者から言われると意外と素直に受け入れるものですよね。 私たちえーるは、お母さんとお子さんとの架け橋になって、勉強のやる気を引き出していきます!
えーるの家庭教師はほとんどが大学生です。 お子さんよりも少しだけ年齢が上の大学生のお兄さん、お姉さんが、お子さんと同じ目線になり丁寧に勉強を教えます。 先生たちも反抗期を経験しているので、お子さんの気持ちも理解しながら、悩みを聞いて引っ張っていくことができます。
そんな家庭教師の先生は、親には言いにくいような勉強以外の悩みも相談できる存在として、多くのご家庭から喜んでいただいています。 家庭教師の先生と仲良くなると「勉強で苦労した話」「勉強してよかったこと」「充実した高校・大学生活」といった経験談などもしてくれるため、お子さんが自分の未来のイメージをしやすくなるという声も多数いただいています。 家庭教師の先生は、お子さんにとって身近な「目標」になりやすく、勉強のモチベーションUPにもつながります!
「私がいくら言っても聞かないのに先生からだと素直に聞くみたい」
「先生に来てもらってから親子の関係が良くなりました」
多くの方からこのように言っていただいています。 このように、大学生の先生がお母さんに代わってお子さんのやる気を引き出したり、学力UPのお手伝いをしていきます。
「確かに親子だと難しいし、家庭教師って良さそうね。でも、うちの子以前塾に行かせた時、家で勉強しなかったからな…」 このような心配のある方もご安心ください!
私たちえーるは、まずお子さんが家だと勉強しない(できない)原因から解決していきます。
私たちは26年で11,183人以上のお悩みを解決してきましたが、お子さんが勉強しない原因の第一位は、「勉強のやり方が分からない」ことなんです。 実際えーるには
「塾に行く時だけの勉強になって成績が伸びてない」
「うちの子、家だと全然勉強しなくて困ってる」
このようなお悩み相談が多く寄せられます。 たとえ、どんなに有名な塾に通ったとしても、相性ピッタリの家庭教師が教えたとしても、一人で勉強する時間がなければ、本当の意味で成績は上がりません。
そこで、私たちは、まず勉強のやり方から教えます。 さらに、学習計画も一緒に立て、家庭教師がペースメーカーとなりお子さんの学習をサポートします。 お子さんが一人の時でも、家庭教師の先生と一緒に立てた学習計画を見れば「いつ」「何を」「どれだけ」すればいいかが一目瞭然。一人でも勉強がはかどると好評なんです。 わからない問題は、次の指導日にわかるまでじっくり教えて、苦手を確実に減らして自信をつけていきます。
お子さんが勉強のやり方をつかんで起きてくる変化とは…
- 「わかる」と「できる」の積み重ねにより自信がつく!
- 「もう少しやってみよう」と前向きになり意欲が湧く!
- 「人に言われたからする」ではなくて「自分から動ける子」になる!!
このように私たち家庭教師のえーるは、お子さんの自信・意欲・自立を育てていく応援団なんです。 ぜひ!この機会に私たちにお悩み解決のお手伝いをさせてください!
知っておきたい「反抗挑戦性障害(ODD)」と「素行障害(行為障害)」
反抗期は多くの子供に見られる成長の一過程ですが、その度合いがあまりにも強く、日常生活に大きな支障をきたす場合は、専門的な診断が必要な場合もあります。ここでは、一般的な反抗期とは異なる、より専門的な「反抗挑戦性障害」と「素行障害」について簡単にご説明します。
反抗挑戦性障害(ODD)
反抗挑戦性障害(ODD: Oppositional Defiant Disorder、反抗挑発症とも呼ばれます)とは、通常の反抗期の度合いを超えた、持続的な反抗的・挑発的な行動が特徴の精神障害です。特に10歳未満のお子さんに多く見られます。
【主な特徴】
- 怒りやすく、すぐイライラしたり、かんしゃくを起こす
- 人の発言に過敏に反応しやすく、大人への挑発的な言動や攻撃的な態度をとる
- 自分の失敗を人のせいにする
- 意地が悪く、執念深く、昔のことをずっと根に持つ
これらの症状が半年以上続く場合は、反抗挑戦性障害の可能性があります。
【まとめ】
反抗挑戦性障害も素行障害も、先天的な要素の場合もあるようですが、親のしつけや育て方などによって症状を緩和できる可能性もあります。 お子さんのことを一方的に非難したり、無理に押さえつけようとすると、ますます反抗的になって逆効果になる場合があります。あくまでも、そのようなお子さんには親は感情的になったり攻撃的にならないこと。お子さんの問題点を冷静に、優しく気づかせてあげましょう。そして、お子さんが正しい行為をした時には思いっきり褒めてあげ、自己肯定感を高めてあげるのも有効です。 そのためにも、日頃からできるだけお子さんと向き合う時間を作ってあげて、話し合うことが大切ではないでしょうか。
【原因】
感情のコントロールが苦手な気質、養育者がよく代わる環境、ネグレクトなどの養育環境などが発症の原因と言われています。
素行障害(行為障害)
素行障害(Conduct Disorder)とは、反抗挑戦性障害のような「怒りやすい」「イライラしやすい」といった感情的な症状に比べて、より深刻な他者の権利侵害や社会規範・ルールを破る行動が特徴です。暴力的だったり、放火をするといった残虐行為を行うのが特徴です。反抗挑戦性障害にしても素行障害にしても、「秩序やルールを乱すことや自分で感情をコントロールするのが苦手」といったことが共通しているようです。
【主な特徴】
- 暴力をふるう、動物虐待、いじめ(ネット含む)
- 放火、器物損壊
- 嘘をつく、万引き、詐欺行為をする
- 夜中の無断外出、無断外泊、学校を無断で休む、校則を破る
このような行動が1年以上続く場合、素行障害と診断されることがあるようです。素行障害の人は、人の気持ちや感情を考えることが苦手な傾向があります。
(反抗挑戦性障害 Wikipedia、素行障害 Wikipedia 参照)
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