ADHDの子に合った勉強法

「何度注意しても、じっと座っていることができない」
「忘れ物もするし、ケアレスミスが一向に減らない」
「宿題をやり始めるまでに、何時間もかかってしまう…」

私たちえーるは27年で、11,423人のお子さんのお悩み解決をしてきました。えーるは発達障害専門の家庭教師ではありませんが、ADHD(注意欠如・多動症)の特性を持つお子さんの勉強についてのご相談が年々増えてきています。

周りの子と同じようにできない姿を見て、「なんでうちの子だけ…」と、悲観されている親御さんも多いです。しかし、ADHDのお子さんは、決して「やる気がない」わけでも「能力が低い」わけでもありません。ただ、「脳の特性に合った勉強のやり方」がまだわかっていないだけなのです。

この記事では、えーるの経験を基にADHDの特性を理解し、お子さんの持っている個性を活かしながら、前向きに学習に取り組めるようになる方法をお伝えします。

目次

ADHD(注意欠如・多動症)の正体と「3つのタイプ」を深く知る

ADHD(注意欠如・多動症)は、必ずしも性格の問題や、しつけのせいではありません。脳の「前頭前野」という、行動をコントロールしたり、感情を調整する部分の働きが、少し異なる「個性」を持っている状態なんです。ADHDには大きく分けて3つのタイプがあります。まずは、お子さんがどの特性を持っているかを知ることが、適切な勉強法への第一歩です。

① 不注意優勢型(うっかり・ぼんやりタイプ)

勉強中の様子

集中力が続かない。外の音や視界に入るものに反応したり、気を取られてしまう。

テストでのミス

問題の読み飛ばしや、計算の符号を間違える。また、単位の書き忘れなどが目立つ。

日常生活

忘れ物や失くし物が多く、指示を最後まで聞かない。

② 多動性・衝動性優勢型(じっとしていられないタイプ)

勉強中

椅子をガタガタしたり、ずっとペン回しをする。また、落ち着きがなく、すぐ席を立とうとする。

思考の癖

思いつきで言葉が出たり、考えないで口に出してしまう。答えを急いでミスをする。

日常生活

順番を待つのが苦手。活発だけど怪我をしやすい傾向も。

③ 混合型(上記の両方を併せ持つタイプ)

多くのADHDのお子さんは、不注意と多動の両方の特性を併せ持っています。状況によってどちらかが強く出ることもあり、最も適切なサポートを必要とするタイプかもしれません。

集団生活に適応できない子

脳の仕組みから読み解く「勉強が続かない理由」

どうして、ADHDのお子さんは「普通」に勉強することが難しいのでしょうか。それは、脳の「報酬系」や「ワーキングメモリ」の特性などが関係していると言われています。

「ご褒美」が届きにくい脳

ADHDの脳は、ドーパミンという「やる気物質」の働きが少し弱く、「将来のために今頑張る」という、少し遠めの報酬を目指すことが苦手です。特に勉強など、結果が出るまで時間がかかる作業に対して、脳がなかなか「GO」サインを出してくれないのです。

ワーキングメモリの「容量」の悩み

ワーキングメモリとは、脳の中にある「作業台」のようなものです。ADHDのお子さんの場合、この作業台が小さかったり、台の上に余計な情報がたくさん乗っていたりします。

そのため、「2つの指示を同時に出されると、どちらか一つ忘れてしまう」
「暗算の途中で別のことを考えると、数字が飛んでしまう」

こういった現象が起きやすいです。これはお子さんの努力不足というわけではなく、脳の機能をどう効率よく使えるかという問題です。

泣いている子と親

【実践編】ADHDの子が劇的に変わる!タイプ別・勉強環境の作り方

脳が刺激に反応しやすいのであれば、「刺激をコントロールする」ことが最大の攻略法になります。

① 視覚情報の「断捨離」

不注意型のお子さんには、以下のように視界をシンプルにすることが有効です。

机の上に物を置かない

勉強に関係のないもの、例えば文房具、スマホ、漫画、ポスターなどは視界からできるだけ排除します。

壁に向かって座る

リビングでの学習でも、壁を背にするのではなく、壁に向かって座ることで、家族の動きが目に入らないようにします。

「今やる1問」以外を隠す

問題集の情報量が多すぎると、脳がパンクし思考停止になります。他の問題の部分は紙で隠すなどして、視線を「この1問」に集中させます。

② 多動性を「学習エネルギー」に変える

じっとしているのが苦手なお子さんには、敢えて身体を動かしながら学ぶ工夫を取り入れます。

スタンディングデスクの活用

立って勉強することで、脳が覚醒し、集中できるというお子さんもいるので試す価値はあります。

バランスボールを椅子にする

微細な動きが脳への適度な刺激になり、ペン回しや貧乏ゆすりなどを減らし、集中が続くようになります。

五感をフル活用した暗記法

ただ眺めるだけでなく、部屋を歩き回りながら音読してみたり、ホワイトボードに大きく書いたりと、「体を大きく使った学習」も効果的です。

ケアレスミスを仕組みで防ぐ!「うっかり」を克服する具体策

ADHDのお子さんにとって「見直ししなさい!」という言葉だけでは、具体性に欠けどうすればいいかわからなくなります。ミスを防ぐために「ルール」と「チェック体制」を整えておきましょう。

ミスの「見える化」と「リスト化」

お子さんがよくやるミスのパターンを、一緒に分析してみましょう。

ミス・ノートの作成

「符号の付け忘れ」「単位の書き忘れ」など、自分の弱点を紙に箇条書きして、机や壁に貼ってチェックします。

チェックリストの活用

テスト中、最後に「見直す」のではなく、問題1問解くたびに、「符号はついている?」など、その都度チェックする癖をつけます。

ワーキングメモリを助ける「メモ習慣」

脳の作業台から情報がこぼれ落ちないように、すべて「外に出す」訓練をします。

計算過程をすべて書く

暗算するのはいいことですが、ミスが多くなるともったいないです。脳の中だけで処理しようとせず、どんなに簡単な計算であっても、余白に式を書きとめることで、ワーキングメモリの負担を減らし、ミスを減らせるでしょう。

問題文に線を引く

「正しくないものを選べ」「2つ答えよ」といった、問題の条件の部分に太線を引いておく。これだけで、読み飛ばしによる失点は最小限に防げるはずです。

【教科別対策】数学・英語・国語の「つまずき」を強みに変える指導法

ADHDのお子さんの特性に合わせた、教科ごとの攻略法は以下のとおりです。

数学:パズル感覚で「解く快感」を刺激する

数学は「正解・不正解」がはっきりしているので、ADHDのお子さんとは相性が良い教科です。

「戻り学習」で穴を埋める

文字式や方程式でつまずいているなら、勇気を持って正負の数や小学校の計算まで戻ってみましょう。「わかった!」という快感を脳に与えることが、次の学習へのモチベーションに繋がります。

英語:丸暗記に頼らず「耳」と「リズム」で攻略する

ADHDのお子さんにとって、英単語のスペルを何度も書いて覚えるという作業は、苦痛以外の何物でもありません。なぜなら脳が単純作業を嫌う特性があるからです。

「ローマ字読み」のルールを活用

英語には、日本語のローマ字と同じように「決まった読み方のルール」がたくさんあります。まずは「この文字はこの音」という基本のルールを覚えることで、一つひとつ丸暗記しなくても、音を聞くだけでスペルが書けるようになります。書く負担を減らすことで、英語嫌いになるのを防ぎます。

音読の徹底(耳からフレーズを叩き込む)

ひたすら書くよりも、英文をリズムに乗って何度も声に出す方が、ADHDのお子さんの脳には定着しやすいようです。手拍子を打ったりしながら、音楽を覚えるようにフレーズを丸ごと「耳」から入れるのも効果的です。身体感覚を使う学習は、忘れにくい記憶になりやすいのです。

国語:想像力を「要約力」に変換する

ADHDのお子さんは想像力が豊かな反面、文章を自分の思い込みで読んでしまうことがあります。

「接続詞」に印をつける

「しかし」「だから」といった接続詞にチェックを入れます。それによって、文章の構造を客観的に捉えやすくなります。

お母さんの心がスッと軽くなる、家庭での「肯定的な接し方」

お母さんが一番の理解者でいてあげることが、お子さんの心の安定に繋がります。ADHDのお子さんは、これまでの人生で人一倍「怒られる経験」をしているかもしれません。その傷を癒すのは、お母さんの言葉です。

「叱る」より「実況中継」で褒めてみる

「またやってへんやん!」「だらだらしてないで早くしなさい!」と叱る代わりに、「ペンを持ったね」「勉強の用意できたんや」と、できている行動をそのまま言葉にして評価してあげてください。

成功のハードルを思いっきり下げる

「1時間集中しなさい」ではなく「10分間座れた」ことを、しっかりと褒めてあげてください。少しずつの積み重ねが、お子さんの自信になり自己肯定感を育てます。

「外の力」に頼ってみる

中学生くらいの年齢は反抗期も重なり、親子では特に対立しやすいです。勉強のことは塾や家庭教師といった第三者に任せみるのも一つです。

ご家庭の声

ADHDと診断され、学校でも先生から注意されてばかりの息子は、家で落ち込んでいることもよくありました。勉強を始めようとしても、5分も経たずに別のことを始め、とにかくじっとしていられないんです。親ではどうしてやることもできないので、えーるさんで家庭教師をお願いすることにしました。うちに来てくれた先生は、息子の多動なところを『元気があっていいと思う!』と明るく前向きに受け止めてくれました。勉強も『10分頑張ったら、少しだけ休憩しようか』と、息子のペースに合わせて、時間を細かく区切って進めてくれました。 自分の個性を否定されず、認めてくれる経験は初めてだったので、息子は先生のことが大好きになりました。今では自分から先生に質問するようになり、あんなに嫌いだった数学で平均点を超えられて本人もビックリしていました。成績はもちろんですが、何より息子の笑顔が戻ったことが一番嬉しかったです。これからもどうぞよろしくお願いします。

中学2年生 Kくんのお母さん

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えーる坪井

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えーる坪井

それでは、体験授業でお会いできることをスタッフ一同、楽しみにしています!

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