小学生からの不登校

小学生からの不登校

はじめに｜「小学生のうちから不登校…どうすれば？」と悩んでいる方へ

「朝になると泣き出してしまう」 「お腹が痛いと言って学校に行きたがらない」 そんなわが子の姿に、戸惑いを感じているご家庭も多いのではないでしょうか。

小学生の不登校は決して珍しいことではありません。 でも、低学年から不登校が始まると「この先どうなるの？」「中学校に行けるの？」と心配になる気持ちもよく分かります。

ですが、大切なのは、学校に戻すことを焦るのではなく、まずお子さんに「安心できる場所」をつくってあげることです。ここでは、私たち家庭教師のえーるがこれまで多くの小学生のご家庭と関わる中で見えてきた、不登校の理由・学び方・中学進学・親のサポートについてお伝えします。

子どもが「学校に行きたくない」と言い出すとき

小学生が不登校になる背景は、１つに限らず、いくつかの要因が重なっていることが多いです。

学校の雰囲気や先生、クラスに馴染めない 、友だちとの小さなトラブルがきっかけに 、朝になると頭痛や腹痛など体の不調を訴える 。家庭環境の変化や、兄弟関係のストレスが影響することも。給食、掃除、体育の授業など特定の活動が苦手で、それを避けたい気持ちから学校に行かなくなる子もいます。

学びの場は、学校だけじゃない

①家の中でも「学び」は育つ

学校に行けていなくても、学びが止まるわけではありません。 たとえば、親子で通信教材やタブレット学習をしてみる 。図鑑や工作、料理など、興味に合わせて取り組む 。自然体験や家の手伝いを通して“感じる学び”を育む。好きなことを通じて達成感を味わうことが次の学びの意欲につながることがあります。

勉強にとらわれすぎず、「できた」「わかった」の経験を積み重ねていくことが、学びへの前向きな姿勢を育てていきます。

②フリースクール・教育支援センター・家庭教師も活用

「学校は無理だけど、誰かと関わりたい」という子には、フリースクール（自由で安心できる居場所） 。教育支援センター（自治体が運営する学びの場）といった選択肢もあります。 

最近は、自治体により、週に数回登校する分散登校、オンライン授業などの取り組みも進んでいます。また、家庭教師のえーるにも「集団が苦手だから、個別でじっくり教えてほしい」というご相談が多く寄せられます。

学校や塾では質問できない子や、授業がわからないままになっている子にとって、１対１で優しく寄り添う家庭教師はピッタリです。「今日はこれができて嬉しかった」「またやってみようかな」と気持ちが動き出すケースもたくさんあります。

中学校への進学はどうなる？

不登校であっても、小学校を卒業すれば必ず中学校へ進学できます。

公立中学校には自動的に入学できます 。事前に学校と連携して、無理のない登校スタイルを相談できる場合も 。私立中学校や中等教育学校など、多様な進路も視野に。

「このままずっと不登校なのでは…」と先のことを考えてしまうかもしれませんが、大切なのは“今の状態”を一つひとつ整えていくこと。 焦らず、少しずつで大丈夫です。

人生はまだまだこれからです。今できることに集中して、その時のベストをつくせば道は開けます。

親ができるサポートとは？

お子さんにとって、親の存在は最も安心できる土台です。

• 「行かなくても大丈夫だよ」と受け入れる姿勢を伝える
• 理由を無理に聞き出そうとせず、気持ちを見守る
• 一緒に食事をとったり、散歩したりと、日常のつながりを大切に

学校に行っていないことが「ダメなこと」だと思わせないことが大切です。 「今のままでも、大丈夫」と、日々の関わりの中で伝えて、ありのままの子どもを受け入れていくことでお子さんは安心して前をむくことができるのです。

もちろん、親では補えキレない部分は家庭教師に頼るのもアリです。えーるには、そういったご相談が多く寄せられています。

まとめ｜小学生の不登校は、可能性を広げるスタートになる

不登校は、特別なことではなく、どの子にも起こり得ること。学ぶ方法は一つじゃない。家庭や外部機関も大きな力になります。中学校進学も可能。進路はお子さんのペースで選べます。

そして何より、「自分にもできるかもしれない」「また少しやってみようかな」 という気持ちが芽生えたとき、それが次の一歩を踏み出す大きな力になります。

不登校はお子さんにとって「自分を見つめ直す時間」です。家庭教師のえーるも、そんな気持ちに寄り添える存在でありたいと考えています。 どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。

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