学習障害、読解障害（ディスレクシア）のある子に合った勉強法と親ができるサポート

その読み書きの苦手、もしかして読解障害が原因かもしれません

「うちの子、本を読みたがらない」
「宿題の音読でいつもつまずいてしまう」

もしお子さんにこのような様子が見られたら、それは単なる「読み書きの練習不足」ではないかもしれません。読解障害（ディスレクシア）という、脳機能の発達の特性が原因で、文字の読み書きが難しくなっている可能性があります。

読解障害を抱えるお子さんは、決して「怠けている」わけではありません。一生懸命努力しても、文字がぼやけたり、行を飛ばしてしまったりすることが続き、次第に読み書き自体が苦痛になってしまうのです。

家庭教師のえーるでは、そうしたお子さんの気持ちに寄り添い、少しでも前向きになってもらえるよう全力でサポートしています。

読解障害（ディスレクシア）ってどんな特徴があるの？

お子さんが読み書きを苦手とする場合、その根本にある原因を探ることが大切です。特に、読解障害を抱えるお子さんには、以下のような特徴が見られることが少なくありません。

文字や文章の認識が難しい

文字がぼやけたり、形が変わって見えたりする。
一文字ずつ読むのに時間がかかり、単語として認識するのが難しい。
行を飛ばしたり、同じ行を何度も読み返したりする。

音と文字を結びつけるのが苦手

正しい発音で文字を読むのが難しい。
音読がたどたどしく、不自然なところで区切ってしまう。
聞いた言葉を文字に変換して書くことが困難。

見過ごされがちなサイン

簡単な文章問題の意味を読み取れず、内容を理解できない。
板書に時間がかかったり、書き間違えが多い。
読み書きを伴う宿題や活動を極端に嫌がる

今日からできる！家庭で取り組むべき３つの勉強法

1. 感覚と視覚に訴える学習法

文字を「見る」だけでなく、「触る」ことで、脳が文字の形を認識しやすくなります。

指でなぞりながら読む

文字を指でなぞることで、文字の形と文章の流れを視覚的・体感的に捉えることができます。

文字を色分けする

母音と子音を色分けしたり、重要な単語にハイライトをつけたりすることで、文章の構造を理解しやすくなります。

2. 音読を無理なく取り入れる

声に出して読む練習は、文字と音を結びつけるのに効果的です。

短い文章から始める

お子さんが「できた！」と感じられるよう、まずは短い文章や、お子さんの興味がある分野の絵本から始めましょう。

親が手本を見せる

親御さんがゆっくりと感情を込めて読み聞かせをすることで、文字を読む楽しさを伝えます。

3. 無理のない「スモールステップ」

「できない」という経験が続くと、お子さんはやる気をなくしてしまいます。

タイマーを活用

「今日は５分だけ音読しよう」と時間を決めることで、集中力を持続させ、達成感を感じさせることができます。

学習環境の工夫

文字サイズを大きくしたり、行間を広げたり、文字が読みやすいフォントを使ったりする工夫も有効です。

親ができる「心のサポート」と注意点

１．努力を認め、結果で責めない

読むスピードや量にこだわらず、「今日は最後まで読めたね」「頑張って声に出せたね」と、お子さんの努力を言葉に出して褒めてあげましょう。親の理解とサポートが、お子さんにとって最大の支えになります。

２．他の子と比べない

お子さんの成長のペースは、周りの子とは違うかもしれません。他の子と比べるのではなく、お子さん自身の成長をじっくりと見守ることが大切です。

３．第三者の力を借りることを検討する

親御さんだけで抱え込まず、外部のサポートを検討するのも有効な手段です。特に家庭教師は、お子さんの学習ペースに合わせてマンツーマンで指導できるため、読解障害のサポートに適していると言えるかもしれません。

親御さんの不安を解消！ご家庭からの声

ご家庭からの声

以前は、教科書を音読するたびに、同じ行を何度も読み返したり、単語を飛ばして読んだりする息子を見て、「なんでちゃんと読めないの？」とイライラしてしまうこともありました。本を読むことがとにかく苦手で、読むこと自体を避けるようになり、このままでは勉強についていけなくなってしまうのではと、不安な毎日でした。

そんなとき、えーるさんに相談し、家庭教師の先生にお願いすることにしました。

先生はまず、息子が読みやすいように、大き目の文字で書かれた問題集を選んでくれました。そして、指で文字をなぞりながらゆっくり読む練習を、親だとイライラしてしまう場面も根気よく、辛抱強く付き合ってくれたんです。先生と出会って4ヶ月、まだスラスラ読めるわけではありませんが、以前のように「読めない」と泣き出すことはなくなりました。少しずつですが、自分の力で最後まで読み切れるようになったんです。何より、先生との勉強が楽しいようで、自分から「読書する」と言ってくれたときは、本当に嬉しかったです。

この子に合った方法で、少しずつですが前向きな気持ちで学習に取り組んでくれていることを実感しています。

小学３年生Yくんのお母さんより