うちの子、学習障害だと思っていたけど、実は他の発達障害が原因だった?

勉強がつらい子供

「勉強がうまくいかない原因」は、一つとは限りません

「ずっと学習障害だと思っていたけれど、それだけじゃない気がする…」
「授業についていけないだけでなく、集中力がなかったり、忘れ物が多かったり…本当の原因って何?」

お母さんが日々の生活や、勉強のサポートの中でふと感じる小さな「違和感」や「引っかかり」は、お子さんの本当の姿を見つけるためのとても大切なサインです。

学校での勉強がスムーズに進まない背景には、学習障害(LD)の特性だけでなく、ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)といった他の特性が重なり合っていたり、別の要因が隠れていたりするケースがよく見られます。

ここで大切なのは、「うちの子は何ができないのか」と悩むことではなく、「お子さんが日々の学習や学校生活のどの場面で、どんなふうにつまずき、何で困っているのか?」という本質を一つずつ見極めてあげることです。原因や背景が見えてくると、お母さんがおうちでしてあげられる具体的なサポートも、ぐっと分かりやすくなっていきますよ。

学習障害(LD)と間違われやすい、他の特性と向き合い方

「一生懸命勉強しているのになかなか成果が出ない…」

そのつまずきの裏側には、学習障害(LD)とは少し違う、別の特性が隠れていることも少なくありません。代表的な3つのタイプと、それぞれの向き合い方を知っていきましょう。

① ADHD(注意欠如・多動症)が影響している場合

よくあるお子さんの姿

どれだけ気をつけていてもケアレスミスが直らない。問題文を最後までしっかり読まないうちに、思い込みでいきなり答えを書き始めてしまう。

LDとの違い

文字を読み書きする「能力」そのものには問題がなくても、「注意や意識のコントロール」が脳の仕組み上難しいために、結果として「ケアレスミスが多い・解けない」という状態になってしまいます。

向き合い方

「1回に勉強する時間」を15分など、短く区切ってみましょう。また、小さなタイマーを使ってゲーム感覚で制限時間を設けるなど、子どもの集中力が途切れてしまう前に区切りをつける工夫が効果的です。

② ASD(自閉スペクトラム症)が影響している場合

よくあるお子さんの姿

国語のテストで「作者や登場人物の心情を答えなさい」という問題を見ると、何をどう答えていいか分からなくなる。少し形式が変わる応用問題になるとパニックになり、頭が真っ白になる。

LDとの違い

教科書の文字を目で追って読むことはできても、言葉の裏にある「文脈や行間、空気感を読み取ること」自体に強い苦手、困難さがあります。

向き合い方

「問題文のなかで、こういう状況のときはこんなふうにする」といったルールを、パターンとして一つずつ丁寧に伝えてあげましょう。文字だけの説明よりも、視覚的な図やイラストを多用して解説すると、ぐっと理解しやすくなりますよ。

③ ワーキングメモリの特性が影響している場合

よくあるお子さんの姿

頭の中だけで数字を操作する暗算が極端に苦手。さっきお母さんに言われたばかりの指示も、次の瞬間にはすっかり忘れて頭から抜けてしまう。

LDとの違い

脳のなかで一時的に情報を保持・処理するスペース(ワーキングメモリ)の容量が少ないため、頭の中で複数の情報を同時に組み立てて処理することが負担になっています。

向き合い方

すべてを脳内で暗記しようと無理をさせず、どんなことでもまずはメモに書き残す習慣をつけましょう。計算するときも、頭の中だけでやらせず、細かな途中式をすべてノートに書き出すようにすると、脳の負担がスッと軽くなります。

まとめ:大切なのは「診断名」よりも、目の前の「困りごと」の解決

「うちの子は、どのタイプに当てはまるんやろう…」

このように、お母さんが一人で名前や診断名にこだわりすぎて、深く悩み込む必要はまったくありません。

実は、発達の特性というものは、ハッキリ分かれているものではなく、さまざまな要素がグラデーションのように一人ひとり複雑に混ざり合っていることがほとんどです。「この子は今、勉強のどの場面でつまずき、何に苦しんでいる?」という目の前にある小さな「困りごと」にそっと目を向け、それに一番合うアプローチや工夫を一つずつ試してみましょう。

原因を決めつけるのではなく、「どうすれば分かりやすくなるかな?」とお子さんの視点に立った工夫を重ねていくことで、毎日の勉強はスムーズになり、お子さんの表情にも少しずつ笑顔が戻ってきますよ。

ご家庭の声

中学3年生になった娘は、テストになるといつも時間が足りなくなってしまい、ケアレスミスやパニックになってしまうことに、ずっと悩まされていました。「なんでちゃんと問題を読まへんの!」「集中して解きなさい!」と、私の方もつい感情的に言ってしまうので、娘も悔しさも混じって泣いてしまいます。

そんな時にえーるの先生に出会い、娘のテストの様子を見てもらったところ、先生は、問題文のキーワードに必ず線を引くルールや、途中で頭が真っ白になったときの立て直し方を、娘のペースに合わせて一つずつ丁寧に教えてくれました。そのおかげで、娘は少しずつ焦らずに問題と向き合えるようになり、落ち着いて解き切れる問題が増えてきたのです。

子どもの特性を温かく受け止め、具体的な解決策を一緒に探してくれたえーるの先生には、本当に感謝してもしきれません。おかげで親子で笑顔を取り戻し、自信を持って受験に向かえています。

中学3年生 Mさんの保護者さん

えーる坪井

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えーる坪井

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