学習障害の中学生に合った勉強法

中学生になると、授業のスピードが一気に速くなり、教科ごとの先生も変わり、定期テストや内申点のことも気になり始めます。そんな中で、学習障害（LD）を持つお子さんにとっては、環境の変化が大きな負担になることも少なくありません。

「先生の話と板書を同時に聞くのが大変そうで」
「教科書の文字を追うだけで、もう疲れてしまう」
「勉強のやり方がわからず、ただノートを眺めているだけになってしまう…」

私たち家庭教師のえーるにも、このような声が多く届いています。

学習障害がある中学生がつまずきやすい場面とは？

中学生の授業は、説明のスピードも内容の難易度もグンと上がります。それに加えて、「読む・書く・計算する」といった基本スキルが求められる場面が多くなります。そんな中学での勉強は、学習障害のお子さんにとって、よりハードルが高いと感じるかもしれません。

たとえば、

「黒板の文字を写すのが追いつかず、説明が頭に入ってこない」
「文章問題を読むだけで疲れてしまい、答えを考える余裕がなくなってしまう。」
「計算ミスが続いて、テストでは『わかっていたのに…』と悔しそうにしている」

こういった“目に見えにくい困りごと”が、少しずつお子さんの自信を奪ってしまうことがあります。ですが、これまで20年以上、多くのお子さんやご家庭のお悩みを解決してきた私たちは、勉強の取り組み方によって、お子さんたちが大きく変われることも知っています。では、どうすればいいのか？　次でそのヒントをご紹介します。

「やり方を変えるだけで、できる」が増えていく

たとえば文章を読むのが苦手なお子さんには、教科書を“耳で聞く”学習を取り入れるだけで、内容理解が格段にラクになることがあります。英単語を覚えるときも、目だけでなく、耳で聞いたり声に出したりしながら覚えることで、記憶への定着率がぐんと上がることも。

数学の苦手も、「なぜわからないのか？」を丁寧に見ていくと、イメージで理解した方が得意な子が多くいます。文章問題などは、絵を描いたり、図や表に置き換えてみることで、「あ！そういうことか！」という気づきが生まれたり、納得してくれることがよくあります。

社会や理科の暗記が苦手な子には、テキストを音読したり、動画で学んだりすることで、「わかる」感覚がぐっと身近になることもあります。

そういった感じで、その子その子に合ったやり方で学んでもらうことによって、“そこまでがんばらなくてもクリアできる”ことはいっぱいあります。その「できる！」という感覚を増やすことこそが一番大切なんです。

テスト勉強も、やり方次第で大きく変わる

中学生になると、定期テストや内申点が進路に関わってくるため、プレッシャーを感じる子も増えてきます。でも、学習障害のあるお子さんには、周囲と同じ方法で長時間机に向かうことが、かえって逆効果になってしまうこともあります。

だからこそ大切なのは、勉強は「短い時間で集中する」ということです。たとえば、15分ずつ区切って勉強し、休憩を挟みながら繰り返すだけでも、記憶への定着は大きく変わります。

また、「得意な教科から始める」だけで、やる気が出て前向きに取り組めるようになるかもしれません。最初の一歩がスムーズに踏み出せるだけで、お子さんの心が軽くなり、その後の勉強に勢いがつくんですね。

私たち「えーる」に寄せられる保護者の声

「授業のスピードについていけず、ついていけていないのに何も言わない子どもが心配で…」
「テスト勉強のやり方を教えたくても、言えば言うほど親子ゲンカになる」
「高校に行きたい気持ちはあるのに、自信をなくして一歩踏み出せない」

私たち家庭教師のえーるには、このようなお悩み相談が多く寄せられます。

そんなお子さんたちには、まず勉強のやり方からアドバイスします。実際、勉強のやり方を変えただけなのに、お子さんの表情がみるみる変わっていくのを、私たちは何度も見てきました。「わかった！」「できたかも！」という実感を持つことで、こんなにも心を動かすのかと、毎回驚かされます。

お母さんへー「できない」の背景にある“サイン”を、一緒に見つけましょう

「うちの子、やる気がないのかな…」そう思いつつも、ついつい口うるさく言ってしまうことありませんか？

でも、お子さんは本当は「やり方がわからない」だけかもしれません。もしそうだとしたら、できることは、少しだけ“違うやり方”を一緒に見つけてあげることです。

そして、無理にやらせるのではなく、「この方法ならやってみようかな」と思える環境をつくってあげること。
それこそが、お母さんが今できる、いちばん優しいサポートかもしれません。

「でも、やっぱり親だと難しいかも…」

そう思われる方は私たちにお任せください！私たちえーるは、学習障害専門の家庭教師ではありません。ですが、これまでの沢山の指導経験をもとに、お子さんが「やってみたい」「できた！」と前向きになってくれる勉強法をアドバイスします。

どんな小さなことでも構いません。お子さんの学習面で心配や不安がある方は、まずは気軽にご相談ください。

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