学習障害を抱える親御さんのための『心のセルフケア』

「どうして私ばかり…」親が抱える見えないストレス

「うちの子、何度言っても宿題をしなくて困ってる…」
「みんなと同じようにできないのは、私の育て方が悪かった？」

お子さんの学習障害に悩んでいませんか？孤独や無力感を感じているのは、あなただけではありません。実は、えーるには、”学習障害を抱えるお子さん”を支えている親御さんから、多くのご相談が寄せられています。みなさんそれぞれ、周りには見えにくい、以下のようなストレスと日々戦っているようです。

周りからの視線
「しつけがなっていない」と誤解されるのではないかと、他人の視線が気になってしまう。

終わりなき悩み
宿題のたびにバトルになり、毎日がストレス。いつまでこの状態が続くのだろうと気が遠くなる。

自分への罪悪感
「もっと早く気づいてあげればよかった」「もっと上手く教えられれば…」と、自分を責めてしまう。

その感情を否定せず、自分自身をケアすることも大切です。

自分を責めないで！親御さんが持つべき３つの視点

親が自分を責めてしまうと、子どもも「自分がダメなせいで、お母さんを苦しめている」と感じ、悪循環に陥ることがあります。以下の３つの視点を持つことで、気持ちが少し楽になるかもしれません。

１．お子さんの困難は「個性」であると理解する

学習障害は、努力や性格の問題ではなく、脳機能の特性によるものです。お子さんが「できない」のは、単なる怠けではなく、それがその子の個性だと理解することで、必要以上に自分を責めずに済みます。

２．「完璧な親」を目指さない

親も人間です。いつも笑顔で、完璧なサポートをする必要はありません。「今日はちょっと疲れたから休もうかな」「今日はここまででいいか」と、自分自身を許すことも大切です。完璧を目指しすぎると、かえって心身を壊してしまいます。

３．小さな「できた」を喜び、自分を褒める

お子さんの成長を褒めるように、自分自身の頑張りも褒めてあげましょう。「今日も一日頑張ったな」「あの子の気持ちに寄り添えた」と、ほんの小さなことでもいいのです。

今日からできる！親のための「心のセルフケア」

親が心に余裕を持つことが、お子さんのサポートにも繋がります。

感情の「見える化」
自分の気持ちを日記に書いたり、信頼できる人に話したりすることで、感情をうまく整理することができます。

自分だけの時間を作る
読書や趣味、散歩など、お子さんと離れて一人になれる時間を作って、たまにはリフレッシュしましょう。

相談できる場所を見つける
同じ悩みを抱える親の会に参加したり、専門家へ相談したりすることで、一人ではないということが実感できます。

一人で悩まないで。第三者に頼ることも大切です

「私が頑張らないと！」と一人で抱え込むことは、大きなストレスになります。第三者の助けを借りることも、悪いことではありません。

例えば、家庭教師は、お子さんに合った学習法を教えてくれるだけでなく、親御さんの日々の悩みを聞くよき相談相手にもなってくれる場合があります。先生が、お子さんの特性を理解し、親子関係を円滑にする潤滑油のような存在になってくれるでしょう。

親御さんの不安を解消！ご家庭からの声

ご家庭からの声

息子が中学に上がってから、我が家は毎日が戦いの連続でした。教科書を開けば「あー、面倒くさい」、宿題を促せば「うるさい！」と反発する日々。テスト前になってもゲームばかりで、何度注意しても聞かず、ついに私は「もう勝手にしなさい！」と投げやりな言葉を浴びせてしまいました。後で自己嫌悪に陥り、どうしてこうなってしまったのかと、夜中に一人で泣いていました。

そんなとき、えーるさんのホームページを見つけて、最後の望みをかけて家庭教師をお願いすることにしました。息子を担当してくれた先生は、最初に息子の話ではなく、私の話から聞いてくれました。これまでの苦労を話していると、「本当に大変でしたね」と、ただ頷いて聞いてくれました。その時、誰にも言えなかった胸の内を理解してもらえた気がして、涙が止まりませんでした。先生は、息子を叱るのではなく子どもに「提案する」ことの大切さを教えてくれ、具体的な声かけの方法を一緒に考えてくれました。これまでの「勉強しなさい！」をやめて、「何時からする？」とか、「◯時までゲームしていいからその後宿題しようか」といった感じです。それからというもの、息子は「お母さん、最近怒らなくなったね」と話しかけてくれるようになり、少しずつ会話が増え、親子関係が良くなっていることを感じます。

息子をサポートすることはもちろん、私自身の心もサポートしてもらっているよです。先生のおかげで、家族みんなが前向きになれました。本当に感謝しています。

中学１年生Oくんのお母さんより