ハイリーセンシティブパーソン(HSP)ハイリーセンシティブチャイルド(HSC)の相談事例と対策

2025年10月更新

HSPの女の子

「うちの子もしかするとHSCかも…」

私たちえーるには、HSCの症状をもつお子さんの親御さんからのご相談が多く寄せられます。HSCは、HSPの子どもの呼び方です。

HSCの子どもは、繊細で感性が豊かで、学校生活や学習面で壁にぶつかってしまうケースは少なくありません。しかし、繊細な部分は決して「わがまま」ということではなく「怠けている」わけでもありません。あくまでも生まれ持った気質です。 そんなHSCの特性を理解し、繊細さをプラスに変えるサポートが求められています。

この記事では、HSCの特性をもつお子さんが直面しやすい学習課題について、実際の相談事例とともに紹介します。さらに、えーるのHSCのお子さんへの指導対策も詳しく解説します。

HSCの繊細さが引き起こす「学習のつまずき」

HSCは学習面にも影響を与えますので、まずはその特性を理解し、適切にサポートをしてあげることが大切です。

HSCの特性から生まれる学習上の主な課題

刺激への敏感さ

クラスメイトの声や騒がしい教室。明るすぎる照明。先生の叱責など。こういった音や声の刺激は、HSCのお子さんにとって大きなストレスとなり集中力を欠く原因です。

感情移入の強さ

友達同士のトラブル、先生とのいざこざなども、全て自分の事のように受け止めてしまい、精神的な負担が大きいです。帰宅後は疲労困憊で勉強するエネルギーが残っていません。

完璧主義・自己評価の低さ

「間違っていたらどうしよう…」といった不安ばかりが先行し、過度に失敗を恐れるあまり、始める前からできないと決めつける。

変化への適応の難しさ

急に予定が変わることや、環境の変化が苦手です。新しい人間関係や環境になれるまで時間がかかることも

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【事例と対策】HSCの学習課題とえーるの指導

私たちえーるは、HSCのお子さんの特性を理解しつつ、「つまづき」の根本原因を見つけて、お子さんの特性に合わせて指導します。

事例1
「刺激に敏感で集中できない」中学2年生・Mさんへの対策

相談事例(Mさん)

Mさんは周囲の雰囲気や、他人の感情に非常に敏感で、例えば、学校でトラブルを目の当たりにすると、関係なくても自分のことのように落ち込んでしまいます。この敏感さゆえに、帰宅するといつも疲れ果てて、勉強に取り組む気力はほとんど残っていません。家でもわずかな物音で集中力が途切れてしまうことも多いようです。

えーるの指導と対策

心を開く温かいコミュニケーション

指導の日、いきなり勉強を始めるのではなく、最初の5分、10分は、今日あった出来事や、最近ハマっている趣味の話など、雑談で気持ちをほぐします。それによってリラックスした状態で勉強に入ってもらいます。

安心できる環境づくり

HSCのお子さんは、雑音や人の声が気になります。指導に集中してもらうために、ご家庭に協力してもらい、一番静かな部屋で勉強します。また、部屋にはできるだけ勉強以外の物を置かないようにお願いし、お子さんの気が散らないようにします。

事例2
「完璧主義で先に進まない」小学5年生・Yくんへの対策

相談事例(Yくん)

Y君は完璧主義者で、文章を書くときも、字がうまく書けない場合、何回も書き直して、紙が真っ黒になってしまうことも。あと、宿題を見て難しいと思ったら「全部できないし無理」と、全く手をつけないことがあるようです。お母さんが「できる問題だけ、飛ばしてしたら?」と提案しますが、一切耳を貸しません。

えーるの指導と対策

無理なく達成できる目標設定

例えば「この5問だけしよ」「漢字5個覚えようか」といったように、問題や暗記する数を少なく区切ります。問題数や覚えることが沢山になってしまうと、できることよりも、できないこと、つまりマイナス面が多くなり、完璧主義者の子は「できない」「無理」と自己肯定感が低くなってしまいます。「よし出来た!」「完成」と、小さなプラスを積み重ねることで、少しずつ先に進めます。

肯定的なフィードバック

「この字読みやすいしOK!」「いいやん!この調子でいこう!」
一緒に決めた小さな目標が達成できたら、先生がしっかり褒めます。「自分には難しい」「できないかも」と、特に自分に自信が持てないHSCのお子さんに有効です。家庭教師はお子さんに自信を持たせることも大事な役割なんです。

HSCのお子さんを伸ばす!ご家庭でのサポートのヒント

HSCのお子さんには、家庭教師によるサポートだけでなく親御さんの接し方も重要です。

「完璧」より「継続」を大切にする

完璧主義な性質をもつHSCの子には、「完璧」さを求めるのではなく、「続ける」ことの大切さを教えて評価してあげましょう。
「○○しないと」ではなく「○○できた!」になるように、沢山のを求めないようにします。「1日10分勉強する」「1日1ページ終わらせる」といったように、無理なく継続しやすい計画を立てます。 それによって「自分にもできる」という自信がついて、少しずつ増やして前に進みます。

小さな「できた!」を共に喜び、自己肯定感を育む

HSCのお子さんと接していると、「失敗を恐れるあまり挑戦しない」という選択をする傾向があります。全ては恐怖心からです。そんなお子さんには、「沢山解けたやん!」また「全部できなくても大丈夫!先生はちゃんと評価してくれるから」と、加点主義で、できたところをいっぱい褒めてあげましょう。「これでいいんや」「次もがんばろうかな」と、前向きになり自己肯定感も上がります。

安心して話せる「心の安全基地」を家庭に作る

HSCのお子さんは学校や集団生活による人疲れで、家に帰ると疲労困憊ということも珍しくありません。自宅はお子さんにとって最も安らげる「安全基地」です。「それはしんどかったな」と、まずは学校での苦労や、悩みをしっかり聞いてあげましょう。それだけでもお子さんは気持ちが満たされ、「じゃあ明日も頑張ろうかな」という活力が生まれます。

【ご家庭の声】HSCのお子さんが変われた体験談

娘は小さい頃から感受性がとても強く、学校で友達同士のケンカや言い争いをしていると、自分は関係なくても心を痛めてしんどくなるようです。だんだん学校そのものが辛い場所になってしまい、朝起きれない日や、欠席することも増えてきました。『このまま不登校になってしまうのでは?』『勉強が遅れて高校にいけないのでは?』と、色々不安になったので、家庭教師のえーるに相談しました。女性の先生に週1回来てもらうようになり、勉強をみてもらっています。娘は最初緊張気味でしたが、先生は、娘の性格やHSCの特性をよく理解してくれて、娘の話に耳を傾けてくれました。そんな先生の接し方が娘にとって居心地がよく、笑顔が増え、親子の会話も以前より増えました。娘は数学が大の苦手で、わからなくなり自信をなくしていましたが、先生が丁寧に教えてくれたおかげで『わかった!』と目を輝かせて嬉しそうでした。先生との出会いによって、娘は少しずつ笑顔と自信を取り戻せました。本当に感謝しています

中学1年生 Kさんのお母さん

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えーる坪井

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えーる坪井

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