2026年8月27日更新

「勉強の量も難しさも増え、もう限界…」と悩むお母さんへ
「いくら繰り返しても英単語が全然頭に入ってこない…」
「テスト範囲が広く、どこから手をつければいいかわからない」
中学生になると、学習レベルやスピードが格段に上がり、学習障害(LD)の特性を持つお子さんにとっては、これまでの「気合」や「根性」だけでは太刀打ちできない場面が増えてきます。そんなお子さんが苦しんでいる姿を見ていて、一緒に苦痛を感じているというお母さんも多いようです。
中学の勉強で本当に大切なのは、すべての教科を同じように完璧にこなすことではありません。「自分は何が苦手で、どの方法なら力を発揮できるか」といった特性を冷静に見極め、自分に合った便利なツールや、効率的なやり方を身につけることが何よりも重要です。
中学生のうちにこうした「自分流の学習スタイル」を確立しておくことは、これからの高校受験、そして高校生活を乗り越えるため、さらに将来社会に出たときにも役立つ一生の武器になります。
お子さんが少しでも負担なく、前向きに勉強していくための、新しいやり方を一緒に見つけていきましょう。

「努力」を「効率」に変える、中学生向けの3つの学習戦略
部活動や学校行事など、毎日スケジュールがぎっしり詰まってなにかと忙しい中学生だからこそ、ただがむしゃらに頑張るというのではなく、無理なく成果につながる効率的な学習戦略を取り入れてみましょう。
① 英語は「書く」より先に「音」と「カタカナ」で
英単語をノートに何回も書き写す練習は、書字に困難さのあるお子さんにとって、心も体もすり減る最も苦しい作業の一つです。
サポート
最初から完璧に書こうとはせず、まずはリスニングの音をしっかりと聞いて、カタカナでルビをふりながら「発音して読むこと」を優先に練習しましょう。
工夫
単語を覚えるときは「b-a-s-k-e-t」と一文字ずつバラバラに覚えるのではなく、「バス・ケッ・ト」とリズムのある音の塊として耳と口でインプットすると、驚くほど頭に入りやすくなります。
② 数学は「途中式」をノートに必ず書き残す
頭の中だけで数字を処理しようとすると、ワーキングメモリ(一時的に記憶して処理する力)に負担がかかり、パニックやケアレスミスを引き起こしがちです。
サポート
暗算で何とかしようとせず、「どんな小さな計算の過程もノートの横に必ず書き残す」というルールを徹底しましょう。
工夫
公式や解き方を忘れやすい場合は、テストが始まった瞬間に、問題用紙や余白部分に、覚えている公式をパパッと書き出してしまうのがおすすめです。自分の脳内にある記憶を最初に外へ「メモとして追い出しておく」ことで、安心して落ち着いて問題に向き合えるようになります。
③ 暗記科目は「五感」と「関連付け」で攻略する
社会や理科の歴史用語や専門用語を、ただ教科書をじっと眺めているだけでは、なかなか記憶の定着につながりにくいです。
サポート
重要な用語や覚えたいポイントをご自身の声でスマホ等に録音し、通学のスキマ時間にイヤホンで聞き流しながら覚える「耳からのインプット」を取り入れてみましょう。
工夫
面白い語呂合わせを作ってみたり、分かりやすい図解やイラストを見たりして、単なる無機質な文字情報に「映像」や「楽しいエピソード」を紐づけてあげることで、記憶の引き出しがグッと開きやすくなります。
まとめ:中学生の勉強は、すべてを完璧にしようとしなくて大丈夫
定期テストで全教科の平均点を目指したり、範囲をすべて無理に頭に詰め込もうとしたりする必要はありません。 「今回のテストでは、この教科のこの単元に絞って点数を狙う」というように、思い切って範囲を「絞り込む」勇気を持つことも大切です。
お母さんも、テストの点数だけを見て「もっと頑張りなさい!」とプレッシャーを与えるのは少し待ってあげてくださいね。目の前の数字に一喜一憂するのではなく、お子さんの特性に寄り添ったやり方を一緒に見つけてあげることこそが、将来の自立にもつながっていきます。
ご家庭の声
中学1年生の息子は、とにかく暗記が苦手で、歴史の年号など、社会の用語をいくらノートに書いても全く頭に入りませんでした。「どうせ自分はアホやし」と、いつもマイナスなことばかり言うので困っていました。 そんな時にえーるさんに家庭教師の依頼をし、担当してくれた先生は、息子にぴったりの「耳からの学習法」を提案してくれました。先生は、大事な用語や語呂合わせを息子の声でスマホに録音させ、イヤホンで聴くという新しいスタイルを取り入れてくれました。 最初は半信半疑だった息子でしたが、ゲーム感覚で自分の声を聞いているうちに「あれ、これ意外と耳に残るかも!」と面白がるようになりました。さらに、ただ暗記するだけでなく「この時代にはこんなこともあったらしいよ」と、先生が楽しいエピソードも交えて教えてくれたことで、苦手だった社会の勉強が物語のように覚えられるようになったようです。 先日返ってきたテストで、社会の点数が今までで一番良かったと、嬉しそうに答案用紙を見せてくれて驚きました。誇らしげな顔をしている息子の姿を見て、本人に合ったやり方を見つける大切さを痛感しました。
中学1年生 Hくんのお母さん
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