部活（クラブ）と勉強を両立できるカンタン勉強法とは！

2022年5月12日2025年9月28日

「部活が忙しすぎて、家に帰るとクタクタで…」
「部活も勉強もどっちも頑張りたいけど、どうすればいいか分からない」

お子さんが部活に熱中する姿は頼もしい一方で、勉強がおろそかになってしまうのではないかと心配になりますよね。

実は、この悩みは多くの中学生やその保護者が抱えています。

しかし、ご安心ください。少しの工夫で、部活も勉強も諦めずに両立させることは十分に可能です。

この記事では、両立が難しくなる原因や、家庭教師のえーるが実践している成功のコツについて、詳しくお伝えします。

中学生の部活動とは？

中学生になると、多くの子どもたちが何らかの部活動に参加します。運動部だけでなく、文化部でも、日々熱心に活動している子がたくさんいます。

部活動を通して得られるのは、単なる体力や技術だけではありません。仲間と一緒に目標を追いかける中で、忍耐力や協調性、責任感など、勉強だけでは身につけにくい「人間力」も育まれます。

一方で、練習時間が長く、土日も試合や大会本番に追われる日々になることも…。部活が忙しくなるほど、「勉強に手が回らない」という悩みが聞かれるのも、この時期の特徴です。だからこそ、お子さんの生活バランスを見直すことが、両立の第一歩になります。

部活動で得られる３つの力

部活動は単なる「課外活動」ではなく、心も体も大きく成長させてくれる大切な学びの場です。ここでは、部活を通じて育まれる３つの力をご紹介します。

①体力がつく

運動部だけでなく、文化部でも体力が求められます。たとえば吹奏楽部や合唱部では、腹式呼吸のトレーニングを繰り返すことで自然と体力が鍛えられていきます。こうした日々の積み重ねが、疲れにくい体や集中力の持続につながり、勉強にも良い影響を与えます。

②精神的にタフになる

部活での厳しい練習や、大会前の緊張感を経験することで、少しずつ心が鍛えられます。「今日はしんどいし休みたいな…」という気持ちに打ち勝って続けることで、我慢強さや粘り強さが身につきます。また、勝ち負けを経験しながら悔しさを糧にする力も、将来さまざまな場面で役に立ちます。

③チームワークと人間関係を学ぶ

先輩・後輩・顧問の先生など、年齢も立場も異なる人たちとの関わりを通じて、社会性や礼儀を学び、思いやりの心が自然と身についていきます。うまくいかないときには支え合い、意見が食い違えば話し合う。こうした経験は、勉強だけでは得られない貴重な「人間力」になります。

なぜ部活と勉強は両立しづらいのか？

部活動はたくさんの学びと成長をもたらしてくれますが、一方で「勉強がおろそかになってしまう」という声もよく耳にします。ここでは、両立が難しくなる3つの主な理由について見ていきましょう。

①体力が足りない

家に帰るとグッタリして、ろくに勉強もせずに寝てしまう……。そんな日々が続けば、学力低下につながります。特に中学1年生は、部活動のスタートと同時に学校生活も大きく変化する時期。体力がまだ追いつかず、帰宅後はエネルギー切れで何も手につかない、そんなご相談を私たちは数多くいただいています。

「成績は気になるけれど、疲れている子どもに無理やり勉強させるのはかわいそうで…」

そんな親心とのジレンマを感じているご家庭も少なくありません。

②睡眠不足で集中力が切れる

夜の練習が長引き、帰宅してもスマホやゲームに夢中に…。毎日夜更かししてしまい、翌朝は寝不足でぼーっとしている。そんな生活リズムが続けば、授業への集中力も次第に下がっていきます。最近はほとんどの中学生がスマホを持っており、時間を奪われて勉強しないというご相談が増加しています。また、夜更かしが続き体調を崩しやすくなったり、不登校につながることもあるため注意が必要です。

③勉強が分からずやる気が出ない

「テスト勉強をしようと思っても、内容がさっぱりわからない」
「前に習ったところからつまずいているし、やる気も出ない」

勉強がわからなくなると、自信を失い、やる気もどんどん失われてしまいます。結果として「どうせやっても無駄やし…」と、勉強からますます遠ざかってしまうのです。反対に、「わかった！」「できた！」という小さな成功体験があれば、気持ちも前向きに変わります。勉強と部活の両立には、こうした“自信の芽”をいかに育てるかがカギになるのです。

両立のカギは「勉強習慣」にあり！

「時間が足りないから勉強できない」と思っていませんか？実は、部活と勉強をうまく両立している子たちは、“限られた時間をどう使うか”を意識しています。

ポイントは、毎日少しずつでも「勉強する習慣」を持つこと。たとえ短い時間でも積み重ねることで、着実に力がついていきます。

１．授業の時間を最大限に活かす

部活で忙しい子にとって、学校の授業はとても貴重な“インプットの時間”です。この時間を活かすことが、勉強と部活の両立には欠かせません。授業中に集中して内容を理解すれば、自宅での復習にかける時間をぐっと短くできます。「その場で理解する」を意識するだけで、勉強の効率が一気に上がるのです。

２．睡眠時間を確保する

部活も勉強も両方がんばりたいなら、しっかり眠ることが何よりも大切です。「寝不足でも気合でなんとかなる！」と思いがちですが、実際は集中力や記憶力が大きく落ちて非効率になってしまいます。スマホやゲームを夜遅くまで続けるのではなく、メリハリをつけて早く寝る。それだけで、翌日の勉強効率もぐんと上がるはずです。