
家庭教師に求められる本当の資質とは
「家庭教師の講師って、勉強ができる人がするもの」――そう思っていませんか?でも、えーるが大切にしているのは、学歴や成績ではありません。
私たちが求めているのは、「この先生となら、がんばれそう」と子どもに思ってもらえる“人としての魅力”です。
たとえば…
- かつて自分も勉強に苦しんだ経験がある
- 部活と両立しながらもなんとかやってきた
- 先生の一言に救われた記憶がある
そんなあなたの体験が、今度は子どもたちの力になり勇気を与えます。
特に勉強が苦手な小・中学生にとって、家庭教師は「学び方を教えてくれる人」以上に、「心の支え」となる存在。誰かの“きっかけ”になれる、やりがいのある仕事、それが家庭教師です。

これだけは大切にしてほしい!5つの心構え
勉強を教える技術以上に大切なのが、「先生って、話しやすいな」「この先生、なんか好き」と生徒に思ってもらえること。
自分の体験談や、学生時代の苦労話を交えながら話すことで、生徒との距離は自然と縮まっていきます。
共感は、信頼の第一歩です。まずは「ありのままのあなた」で、生徒に接してください。
- 「自分も昔、勉強でかなり悩んだよ」
- 「でも、こんなふうに乗り越えたよ」
そんな話が、子どもの不安を和らげ信頼を育みます。
子どもにとって“共感できる先生”ほど、心強い味方はいません。
②“親しさ”と“責任”のバランスがカギ
生徒にとって、大学生である、えーるの先生は“ちょっと年上のお兄さん・お姉さん”。でも、ただ仲良しでいるだけでは、本当に必要なサポートはできません。
- いつも楽しく話すけど、必要なときはきちんと伝える
- 困った時は味方になるけど、決して甘やかしすぎない
このように「親しみ」と「信頼」が両立できる――それが、えーるの理想の先生像です。
何よりもまず、子どもが“安心して頼れる”“信頼できる”存在であることが大切です。
③ 「時間を守る」は信頼の第一歩
家庭教師は、個人の信頼で成り立つお仕事。だからこそ、約束の時間を守ることは、何より大切です。
- できれば10分前には現地に到着しておく
- どうしても遅れる場合は、事前に必ず連絡を
たった1回の遅刻によって、ご家庭に不安や不信感を与えて、これまで積み上げてきた信用が一気に崩壊してしまいます。
時間を守る姿勢は、「お子さん(ご家庭)と向き合う準備ができています」という最も大切なメッセージでもあるのです。
④ 教育パートナーとしての誇りを持つ
家庭教師という仕事は、単なるアルバイトではありません。
ご家庭から見れば、あなたは「大切な子どもを信頼して任せる相手」なのです。
- 「この先生と出会えてよかった」と思ってもらえるように
- 保護者からの声にも真摯に向き合えるように
えーるの一員として、誇りと責任を持って向き合ってあげましょう。
⑤ やる気のなさは“気づき”のチャンス
「この子、やる気がないな…」そんなふうに感じたら、それは“先生としての腕の見せどころ”です。そんな時は、
- 小さな目標を一緒に設定し、成功体験を与える
- 勉強方法を一緒に見直して、できるまで諦めない
大切なのは、「子どものせいにしない姿勢」。やる気が見えないのは、本人のせいではなく、「どう学んだらいいかわからない」サインかもしれません。まずは学び方を教えて、一つでもできたら思いっきり褒めてあげましょう。
家庭教師として守ってほしい5つの指導ルール
① 言葉は心を育てる“栄養”になる
言葉は、子どもの心を育てる「栄養」です。でも、時に「刃」にもなってしまうことを忘れないでください。
「なんでこんなのも分からへんの?」
「やる気ある?」
こんな言葉は絶対NG。舌打ちなんてもってのほかです。
代わりに、
- 「よし、ここまでできたね」
- 「じゃあ次はこれをやってみようか」
という“前向きな声かけ”が、子どもに安心と自信を与えます。
② 押しつけではなく“寄り添う指導”を
「この問題は楽勝やんな」「簡単やろ?」こんなふうに言われると、子どもは「分からない」と言いにくくなってしまいます。
教えるときは、子どもの目線になり、子どものペースを大事にしましょう。「今、どこでつまずいているのか?」を一緒に見つけ、「これはどう?わかる?」「先生が後で教えるから、一回やってみよう」と丁寧に探りながら進めていきましょう。
プレッシャーを与えると萎縮します。子どもの気持ちを尊重することが、信頼と理解につながり学力も伸びやすくなるんです。
③ 信頼関係はちょっとした雑談から
信頼関係は、勉強だけで築くものではありません。
- 「部活は最近どう?この前の試合どうだった?」
- 「どんなアニメみてんの?先生は最近〇〇にハマってるよ」
こんな何気ない会話が、「この先生、話しやすいな」「何でも相談できそう」という安心感を与えます。
「この問題がわからない」「もう一回教えてほしいです」 このように、生徒から言いやすい空気、リラックスして質問できる関係性こそが家庭教師に最も求められています。
④ 生徒のレベルに合わせて一緒に進もう
- やる気があるのに、課題が多すぎてつぶれてしまう
- 本人に合わない方法で、余計に苦手になっていく
こうしたミスマッチを防ぐには、“ちょっとがんばればできそう”なレベルから始めることがポイントです。
いくらやる気があっても、内容が難しすぎたり、量が多すぎると、子どもはつまずいてやる気もなくなります。
- 今の力で“ちょっとがんばればできる”目標を設定する
- 小さな「できた!」を重ねていく
といったように、子どもに合わせたスケジュールで、一歩ずつ進んでいくことが安心と成長を生み出します。
⑤「できた!」の積み重ねが最大の目標
テストで100点を取ることも、通知表でオール5を取ることも大事ですが、それ以上に大事なのは「自分にもできるんだ」と思える成功体験です。
- 昨日はできなかったことが、今日できるようになった
- 前よりも少し問題を早く解けるようになった
このように一歩前進することで大きな自信につながります。保護者とも相談しながら、今の子どもに合った“現実的なゴール”を一緒に見つけてあげましょう。
まとめ|子どもの未来を育てる先生に
えーるの家庭教師は、「教える」だけではなく、「支える」存在です。生徒が「先生と出会えてよかった」と思ってくれるような、そんな温かい指導を、私たちは大切にしています。
あなたの言葉、あなたの表情、あなたの時間が、きっと誰かの“人生の転機”になり成長の手助けになります。
えーるでは、子どもたちにとって人生の転機となるような出会いを、先生方と一緒につくっていきたいと考えています。
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