【2026年度】滋賀県高校入試選抜の概要

目次

滋賀県公立高校入試の基本:新制度の概要

滋賀県では、2026年度(令和8年度)入学者選抜(2025年実施)より、公立高校入試制度が大きく変わります。これまでの「推薦選抜」「特色選抜」「スポーツ・文化芸術推薦選抜」「一般選抜」といった複数の選抜制度が廃止され、「一次募集」として一本化されます。

「一次募集」では、全ての受検者が学力検査を受け、その上で高校・学科が定める多様な評価方法を組み合わせた「学校独自型選抜」と、学力検査と個人調査報告書を中心に評価する「一般型選抜」の2つの選抜方式が実施されます。

この新制度は、生徒一人ひとりの個性や潜在能力を多角的に評価し、より適した高校・学科への進学を可能にすることを目指しています。ここでは、私たちえーるにもご相談いただきます、

2026年度(令和8年度)入試における新制度の最新情報と詳細を、受験生と保護者の皆様に分かりやすく解説します。

【重要】2026年度(令和8年度)入試の主な変更点

2026年春に高校受験を迎える皆さんにとって、滋賀県の入試制度には以下の重要な変更点があります。これらの変更は、皆さんの評価方法や受験環境に影響するため、しっかりと理解しておきましょう。

1.選抜制度の再編・一本化

  • これまでの「推薦選抜」「特色選抜」「スポーツ・文化芸術推薦選抜」「一般選抜」といった個別の選抜制度が廃止され、全ての選抜が「一次募集」として統合されます。
  • 「一次募集」内では、「学校独自型選抜」と「一般型選抜」の2つの選抜方式が実施されます。

2.個人調査報告書(内申書)の評価方法が変わります

  • これまでの内申書にあった「出欠の記録欄(欠席日数など)」が廃止されます。これにより、欠席が多いこと自体が直接的に合否判定に影響することはなくなります。
  • 生徒自身が自分の特長や学びたいことなどを記入する**「自己申告書」も廃止**されます。
  • これにより、学校での学習成果や活動実績、面接・作文・実技といった他の検査での表現力がより重要になります。

3.一般型選抜(旧一般選抜)に「追検査日」が新設されます

  • 万が一、インフルエンザなどのやむを得ない事情で一次募集の本試験を受けられなかった場合でも、後日「追検査」の機会が設けられます。
  • これにより、体調不良で実力を発揮できないまま受験するリスクが減り、安心して受験に臨めるようになります。

一次募集の概要とポイント

一次募集は、2026年度入試における主要な選抜方法です。すべての受検者が学力検査を受検し、その上で各高校が定める選抜方法により合否が判定されます。

対象と志願方法

  • 対象:令和8年3月に中学校等を卒業見込みの者、または中学校を卒業した者など。
  • 志願:1人1校、1課程、1学科または1科に限ります。
  • 「学校独自型選抜」:特定の適性や能力を重視する選抜で、中学校長の推薦に基づくものと、生徒自身の意欲や実績をアピールする自己推薦(いずれか、または両方)が導入されます。
  • 「一般型選抜」:学力検査と個人調査報告書を主な資料とする選抜です。
  • 併願:一つの学校について、【学校独自型選抜】と【一般型選抜】の双方に出願することを指します。学校独自型選抜で入学許可予定者とならなかった場合でも、一般型選抜で再度選抜を受けられます。
  • 専願:【一般型選抜】のみに出願する場合の呼称です。
  • 出願はWeb出願システムを導入し、電子決済が可能です。

確定した試験日・合格発表日

令和8年度入試の一次募集に関する確定した日程は以下の通りです。

項目日程
一般型選抜(学力検査)令和8年2月25日(水)
学校独自型選抜(学校独自検査)令和8年2月26日(木)
追検査(学力検査)令和8年3月1日(日)
追検査(学校独自検査)令和8年3月2日(月)
入学許可予定者の発表令和8年3月9日(月)
二次募集検査令和8年3月16日(月)
二次募集 合格発表令和8年3月18日(水)

学力検査について

  • 全日制・定時制の全ての受検者が、国語、数学、社会、理科、英語の5教科の学力検査を全員受検します。
  • 各教科100点(合計500点満点)です。
  • 一部の高校では傾斜配点を実施する場合があります。

学校独自型選抜

  • 目的:各高校のスクール・ポリシーに基づき、特定の分野への適性、個性、意欲を多面的に評価する選抜です。
  • 検査方法:以下の項目の中から各高校・学科が定める検査が実施されます。

  ・面接
  ・作文
  ・小論文
  ・口頭試問
  ・プレゼンテーション
  ・実技検査

  • 選抜方法:学校独自検査の結果、学力検査の結果、個人調査報告書等の内容を総合的に評価して合否を判定します。

一般型選抜

  • 目的:学力検査と個人調査報告書を主な資料として、基礎的な学力と中学校での学習状況を総合的に評価する選抜です。
  • 検査方法:学力検査(5教科)を全員が受検します。学力検査後または別日に、面接、作文、実技検査などを実施する高校もあります。
  • 選抜方法:学力検査の結果と個人調査報告書の内容を総合的に評価して合否を判定します。専門学科を優先して入学許可予定者を決定し、次に、普通科の入学許可予定者を決定します。

報告書(内申点)の計算方法と変更点

一次募集における報告書(内申点)は、中学校3年間の評定を合計して算出され、135点満点が基本となります。

  • 対象教科:9教科(英語・数学・国語・理科・社会・音楽・美術・保健体育・技術・家庭)
  • 計算方法:各教科5段階評価 × 9教科 = 45点(1学年あたり)
  • 合計:45点 × 中学3年間 = 135点満点

【2026年度入試の変更点】
和8年度入学者選抜より、個人調査報告書の「出欠の記録欄」および「自己申告書」が廃止されます。この変更により、内申点の評価においては、これまでの学習状況や活動実績がより重視されることになります。

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