学校を休んでしまった時の対応方法

①「休むこと」を認める

「学校に戻らないと…」と焦る気持ちを抑え、まずは休むことを許してあげましょう。無理に登校させようとすると、かえって逆効果になることがあります。

②学校と連携をとる

お子さんの状況を学校にも伝え、保健室登校や、一部の授業参加など、無理のない方法を一緒に相談して探しましょう。一人で抱え込まず、学校のサポートを得ることで、親御さんの負担も軽くなります。

③専門家への相談を検討する

休みが長引き、どうすればいいか分からないときは、スクールカウンセラーや教育支援センターなど、専門家へ相談することも視野に入れましょう。第三者の客観的な視点が入ることで、解決への糸口が見つかることがあります。

①生活リズムを少しずつ整える

朝はなるべく決まった時間に起き、栄養バランスの良い食事をとる、気分転換に体を動かすなど、できる範囲で少しずつ整えていきましょう。規則正しい生活習慣は心の安定にもつながります。

②家庭を安心できる居場所に

「学校を休んでいるから」と罪悪感を感じさせる雰囲気は避けましょう。好きなことや得意なことを一緒に楽しむ時間を作り、お子さんが自分を肯定できるよう、温かく見守ってあげてください。

娘は元々、何事にも意欲的に行動するタイプで、不登校になるとは夢にも思っていませんでした。しかし、人間関係でつまずき、次第に学校を休みがちに。部屋に閉じこもって口数も減り、以前の明るさを失くしてしまったのです。

私はどうにか娘に自信を取り戻してほしく、えーるさんに相談し家庭教師を頼みました。来てくださった先生は、娘の気持ちを否定せず、ただじっくりと話を聞いてくれました。そして、「もしよかったら、一緒に好きなことを見つけよう」と提案してくれたのです。

先生は娘の興味に合わせて、イラストの描き方を教えてくれました。勉強とは関係ないことでしたが、娘は「できた！」という小さな成功体験を積み重ね、少しずつ笑顔が戻ってきました。先生は娘のペースを尊重し、学びたいという気持ちが自然と湧いてくるように導いてくれたのです。

今では、先生と相談しながら、自分の将来の夢について話すようになりました。えーるは、娘にとって単なる勉強の場所ではなく、何でも相談できる大切な居場所となっています。

中学２年生Ｉさんのお母さん