2026年8月14日更新

普段と違う様子に隠された、お子さんからの小さなSOSのサイン
「最近、朝の目覚ましが鳴っても布団から出てこなくなった」
「リビングにも顔を出さず部屋にこもってスマホばかりみるようになった…」
思春期のお子さんのこうした日常のちょっとした変化を、「そろそろ反抗期かな…」「単に面倒くさがっているだけかも…」と軽く考え、そのまま見過ごしてしまっていませんか?
不登校は、決してある日突然始まるわけではありません。その水面下では、お子さん自身も言葉にできないモヤモヤやプレッシャーを抱えながら、実は、小さな SOS のサインを少しずつ発信していることがほとんどです。
ここで大切なのは、そうした行動の変化を「気の緩み」や「怠け」として厳しく捉えるのではなく、「今、子どもの心が限界まで疲れてSOSを出しているかもしれない…」と優しく受け止めてあげることです。
お母さんがそのサインにいち早く気づき、家庭を「外のプレッシャーから完全に身を守れる安心・安全な場所」として整えてあげることが、不登校の長期化を防ぐ何よりの方法です。
絶対にキャッチしたい!不登校の予兆となる3つのシグナル
① 原因の分からない「朝の体調不良」(頭痛や腹痛)
病院で検査を受けても医学的な異常が見つからないにもかかわらず、「朝になるとお腹が痛い」「頭が痛い」「気分が悪くて起きられない」と訴えるのは、心身のストレスが限界に達していることを知らせるサインです。
不思議なことに、学校を休んで家で過ごす休日や週末になると、嘘のようにケロッと元気になることがよくあります。これは決して仮病ではなく、プレッシャーの原因である「学校」という環境から一時的に離れたことで、身体の緊張がふっと緩むからなんです。
② 生活リズムの急激な乱れと「部屋への引きこもり」
これまで夢中になって取り組んでいた部活や趣味に全く関心を示さなくなり、自分の部屋にこもりきりになる時間が急に増えていきます。
家族との会話を嫌がるようになり、夜になってもスマホやネット、ゲームに没頭し続けるのは、現実世界での苦しさや不安から目を背けようとしている防衛反応かもしれません。傷ついた心を何とか癒やそうとしている状態だと言えます。
③ 学習に対する極端な拒絶と「どうせ…」というあきらめ
「もう勉強なんてどうでもいい…」「自分は今さらやっても無駄やし…」といった、すべてを投げ出すようなネガティブな言葉が口をつくようになります。
「授業についていけなくなった」「テストの点数が下がってショック」といった小さな挫折感や劣等感が、学校という場所そのものに対する恐怖心へと変わり、自信を失ってしまっているサインです。
まとめ:小さなサインに気づけた今こそ、我が子を優しく包み込むベストタイミング
お子さんが発しているSOSの予兆に気づくことは、落ち込むべきことでもありません。むしろ、「お子さんが今、心の中で精一杯SOSを発信している」というその真実に、誰よりも早く気づいてあげられた誇るべきことなんです。
無理に登校を強要して取り返しのつかないほど親子関係がギクシャクしてしまうその前に、まずは「最近しんどそうやけど、無理していない?」と、お子さんの心にそっと寄り添う優しい言葉をかけてあげてください。
そして、学校に通えない期間ができてしまっても、「勉強が遅れてしまうかも」という焦りを抱え込まず、自分のペースを取り戻しながら学べる環境を整えてあげることも、大きな安心感につながります。
ご家庭の声
うちの息子は、中学2年生の秋頃から口数が少なくなり、学校から帰っても自分の部屋に閉じこもって、リビングに顔を出さなくなりました。当時の私は、部活や学校での様子をしつこく尋ねたり、スマホばかり見ている姿に「いつまでスマホ触ってんの!」とつい強い口調で叱ってしまっていました。
息子は私の言葉に、不機嫌になりいつも部屋にこもってしまいます。ある朝、いつものように無理やり起こそうと部屋に入ると、息子は「今日学校行かない…」とポツリとつぶやきました。そのとき初めて、これまでの引きこもりや無口な態度は、学校での人間関係やプレッシャーにまいっていた息子が発していたSOSだったのだと気づいたんです。焦った私は、不登校の生徒を沢山抱えているという、えーるさんに家庭教師をお願いすることにしました。
家に来てくださったのは、とても穏やかで包容力のある男性の大学生の先生でした。先生は息子が少しずつ心を開けるように、学校のことではなく趣味の話題や好きな音楽の話をゆったりとしたペースで聞いてくれたんです。親の私には頑なに心を閉ざしていた息子も、不思議と先生の前では少しずつ表情を和らげ、気がつけばリビングのテーブルで一緒に楽しく笑いながらプリントに向かうようになっていたのです。
学校に行けない時間が続くなかでも、先生が無理のない学習リズムを作ってくれたおかげで、息子は「自分もやればできる」という自信と落ち着きを取り戻しました。
今では、自分の将来の進路についても少しずつ前向きに考え始めています。あのとき、息子の小さなサインに見過ごさず、先生の力を借りて適切な距離感でいれたことが、我が家にとって本当に救いでした。
中学3年生 Oくんのお母さん
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