不登校からの再スタート。わが子にできる６つのやさしい支え方

不登校からの再スタート。わが子にできる６つのやさしい支え方

「明日、行けるかな…」とつぶやく子に

「どうやって支えてあげればいいのか分からない」
「このままで大丈夫なのか心配でたまらない」

私たち家庭教師のえーるには、そんなお母さんの声がたくさん届いています。今回は、私たちえーるが、これまで沢山の不登校のお子さんをサポートしてきた中で見えてきた、「子どもが安心して前に進める６つの支え方」をご紹介します。

学校との連携を強化する

担任やカウンセラーとの定期的なやりとりを

学校に戻るには、まず安心できる“受け入れ体制”が必要です。担任の先生やスクールカウンセラーと連絡を取り合い、「どんなサポートができるのか」「どんなペースが合っているのか」を話し合っておきましょう。

親御さんが学校とつながっていることが、お子さんにとっての安心材料になります。具体的な復帰プランや道筋を作るうえで心強い存在にもなるはずです。

登校は“ちょっとずつ”がちょうどいい

最初は短時間の登校から始め、フルタイムの登校ができるまで、学校と連携しながら少しずつ慣らしていきましょう。

「今日は行けたね」「頑張ったね」そんな小さな喜びを重ねることが、大きな一歩へとつながります。

遅れを取り戻したいあまり、いきなり長時間授業を受けさせた、無理に学校に行かせてしまうと、反動が起き、お子さんによって逆効果にはたらくケースもあります。子どもの意見も取り入れながら無理のない登校を目指しましょう。

学びの遅れをゆっくり取り戻す

家の中に“落ち着ける学習スペース”を

不登校の期間中に学習の遅れが生じることは避けられません。家庭での学習環境を整えることや、必要に応じた学習サポートを活用すると良いでしょう。無理に進めようとせず、まずは「１０分だけ机に向かう」習慣から始めましょう。お子さんの安心できる空間で、少しずつ学びを取り戻していくことで、学校に行く勇気もわいてきます。

オンライン学習や家庭教師の力も借りて

例えば、オンラインの塾や通信教育、家庭教師なども効果的です。学校に復帰してから授業についていけるように、これまでの遅れを少しでも取り戻すために、家庭での学習習慣をつけて自信を取り戻す手助けをしてあげましょう。

私たちえーるには、学校の先生から「家で授業を受けられる家庭教師してみては？」「ペースに合わせてくれるからお子さんには家庭教師がいいかもしれません」と言われ、ご相談されることも少なくありません。

そして、私たちは、お子さんに寄り添い、学力やペースに合わせた指導を心がけています。

小さな“できた”が、自己肯定感につながる

「これならできそう」を一緒に見つける

お子さんが学校に復帰する過程で自信を取り戻すには、成功体験を積むことが大切です。小さな目標でも良いので、達成できそうな目標を立てて成功体験を積み重ね、お子さんの自己肯定感を高めてあげましょう。いきなり高い目標を立てるのではなく、「今日は本を２ページ読む」など、達成できそうな小さなゴールを一緒に設定していきましょう。

得意なこと・好きなことからスタート

例えば、家庭内でルールを少しずつ増やして実行するのも良いですし、得意な科目や好きなことに集中させて成果を出すようなサポートをするのも良いでしょう。

それを活かして「できた！」という体験をつくることで、自信を少しずつ取り戻していけます。

えーるの家庭教師でも、苦手科目からでなく、敢えて得意科目から教えるケースも多いです。お子さんが自信がつき、気持ちが乗ってから苦手科目にとりかかると、スムーズにいくことが多いからです。

心をそっと支える時間も、大切に

リラックスできる時間をつくってあげる

お子さんが学校に復帰する際には、心のケアも欠かせません。ストレスを抱えた状態のまま学校生活に戻ると大変です。親としては、日常生活でお子さんがリラックスする時間を作ってあげたり、ストレス解消法を一緒に見つけてあげることで、お子さんも安心してくれるはずです。

学校での勉強や人間関係で疲れた時に、心休まる場所があるのは、お子さんにとってとても重要なことなんです。

ストレスを一緒にほぐしていく

ストレスは、無理に取り除くより「一緒に抱えていく」ことで軽くなることもあります。例えば、好きな音楽を一緒に聴くでも良いですし、散歩や軽い運動などをして心と身体をリフレッシュさせるのも有効です。

特に親子での取り組みは、親子の信頼関係も深める時間にもなるのでおススメですよ。

未来に希望を持てるように

これからの夢を、あたたかく応援する

「将来はどんなことに興味がある？」そんな問いかけが、お子さんにとって新たな道を照らす光になります。

夢はなくても大丈夫です。まずは「やってみたいこと」や「得意かも」でOK。親子で一緒に、探してみませんか？

今はインターネットや、ＡＩなど便利なツールが沢山あります。それらを有効に活用し、お子さんの進む方向を一緒に探してみるのもありですよね。

進路の“選択肢”を知ることから

例えば「普通高校だけじゃない」「通学しなくても学べる学校がある」

そんな選択肢があると知るだけで、気持ちが軽くなることもあります。お子さんが興味を持てる分野や進路の選択肢について情報を提供してあげ、次のステップに向けた計画を一緒に立ててあげましょう。将来のビジョンが明確になれば、お子さん自身も「今」やるべきことが認識できて目標に向かいやすくなります。

家族で一緒に歩むことの大切さ

家族みんなが「応援団」に

不登校からの復帰はお子さんだけの問題ではなく、家族の問題として取り組むことがとても重要です。家族みんなで一緒に向き合い、「あなたの味方だよ」という姿勢を持つことが何よりの支えです。

お子さんが「家に居場所がある」と感じられるだけで、安心感が全然違います。

「あなたを信じてるよ」というメッセージを

どんなに小さな前進でも、一緒に喜びましょう。「すごいね」「よく頑張ったね」そんな言葉の積み重ねが、お子さんの心の栄養になります。

家庭の雰囲気が穏やかで前向きであればあるほど、お子さんの心は安定しやすくなります。小さな成長も一緒に喜び、できるだけポジティブな声かけを意識しましょう。日々の積み重ねが、お子さんにとっての安心と勇気になります。

最後に──焦らず、比べず、一歩ずつ

不登校からの復帰は、決して“すぐに”できるものではありません。でも、お母さん・お父さんの愛情と見守りがあれば、子どもはまた歩き出す力を取り戻していけます。困ったときは、私たちえーるを頼ってください。同じように悩んできたご家庭と、これまで歩んできた経験から親身になってアドバイスします。些細なことでも気軽にご相談くださいね。

この記事もよく読まれています。
＞＞不登校の中学生への愛情とサポート

不登校のお子さんの家庭教師をお考えの方は、私達えーるの「不登校のお子さんのための家庭教師」をごらんください。不登校になり、１人でうまく勉強できないという方は、家庭教師の無料体験を行っていますので気軽にお試しください！