学習障害を持つ小学生の宿題サポート:親子で楽しく取り組む5つのヒント

2026年6月12日更新

子どもを叱る母

えーるには、学習障害の特性をもつお子さんに宿題をさせようとするたび言い合いになってしまい、心も体も疲れて果てているという親御さんからのお悩み相談が多く寄せられます。ですが、実は、宿題を嫌がるお子さんは「やる気」の問題ではなく、特性が原因で「見えないつまずき」にあるからかもしれません。

この記事では、小学生が宿題を嫌いになってしまう3つの本当の理由と、毎日の宿題タイムを笑顔に変えるための5つの実践的なアプローチをご紹介します。

毎日つらい「宿題バトル」…実は子どものSOSかも?

「お願いやから、1回で席について!」
「さっき教えたとこやん。なんでまた間違えてんの?」

毎日夕方になると、リビングからお母さんの大きな声とお子さんの泣き声が響いてしまう…そんな「宿題の親子バトル」に、心も体もすっかり疲れて果てているという親御さんは多いようです。

「うちの子、サボってばかり…」そう思ってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。お子さんが宿題を激しく嫌がる裏には、周りからは気づかれにくい、学習障害(LD)の特性による「見えないつまずき」が隠れているからなんです。

宿題を嫌がる子

小学生が宿題を嫌いになってしまう3つの「本当のワケ」

お子さんが宿題をするエネルギーを失ってしまう背景には、小学生ならではの以下の3つの理由があります。

①ゴールまでの道のりが見えなくて、パニックになる

大人は「ドリルを2ページすれば終わり」と先が明確にわかりますが、見通しを立てることが苦手なお子さんにとって、目の前のドリルが「終わりのない果てしない作業」に思えているかもしれません。「いつになったら、これから解放されるん?」という先行きへの不安から、スタートする前から心が折れてしまっているのです。

② 脳がフル回転して気が散ってしまう

「宿題中に、鉛筆を転がしたり、急に別の話を始めたりして全然進まない」 これもよくあるお悩みです。これは本人のやる気の問題ではなく、注意力をコントロールするのが苦手な特性から、ちょっとした音や、視界に入ること(兄弟、ペット、おもちゃなど)に意識が引っ張られてしまうためです。本人は頑張ろうとしていても、脳のアンテナが多すぎて、自分をうまくコントロールできていないのです。

③ 「また怒られた…」の積み重ねで、心が傷ついている

文字がうまく書けない。計算に時間がかかる。そんなたびに、「もっとちゃんと書きなさい!」「早く終わらせなさい!」と注意され続けると、お子さんはどんどん傷ついていきます。宿題の時間は「怒られる時間」というイメージが植えつき、どんどん自信をなくしていきます。自分を守るために自然と、宿題そのものを拒絶するようになってしまうのです。

宿題を「楽しい習慣」に変える5つの実践的アプローチ

小学生のお子さんには、お母さんが「声のかけ方」や「勉強の進め方」を少し工夫してあげるだけで、宿題への苦手意識が驚くほど軽くなることがあります。ここでは、お家で試せる5つのアプローチについてご紹介します。

①【時間】ゲーム感覚で乗り切る「10分タイマー」

お子さんを机に長く座らせようとするのは逆効果で、幼いお子さんにとっては苦痛でしかありません。まずは「短い時間だけ集中する」ところから始めてみましょう、 例えば、キッチンタイマーを「10分」にセットして、「よーい、スタート!」とゲームのように始めます。ピピッと鳴ったら途中でも必ず休憩を入れてあげましょう。「10分集中できた!」という小さな成功体験の積み重ねが、お子さんの自信になっていきます。

②【目標】「ここまでやればOK」を一目でわかるように

「ドリルを全部終わらせよう」と言われると、先が遠く、お子さんの気持ちはずっしり重くなります。 そこでお勧めなのが、宿題を「1ページだけ」「問1をやってしまおう」と細かく小分けにし、付箋を貼るなどしてゴールをハッキリ見せてあげることです。「これだけやれば終わり」とお子さん自身が見通しを持てるようになることで、前に進もうと思えます。

③【方法】答えを教えるのではなくヒントを出してあげる

「何度言っても理解しないし、ついつい私が先に答えを言ってしまって…」

このような親御さんはとても多いです。ですが、先回りして答えを教えてしまうと、お子さんは自分で考えず、親御さんの答えを待つようになってしまいます。 親御さんは先生ではなく、一緒に答えを見つける「サポーター」になってあげましょう。

間違えたときは「なんでそうなるの⁈」と責めるのではなく、「この答えのヒントは、教科書の○ページに書いてあるかもよ?」という感じで、サポートしてあげるイメージです。自分で答えを見つけ出す喜びが、お子さんの主体性を引き出します。

④【意欲】完璧さを求めるより「がんばった過程」を評価する

テストの点数や、文字が綺麗に書けたかどうかという「結果」だけを求められると、特に学習障害の特性を持つお子さんは息が詰まって動けなくなります。
「最後まで机に座れた」「10分間集中できた」という、努力のプロセスを褒めてあげましょう。そして宿題が終わったら、「がんばったから、ゲームしていいよ」「じゃあ、おやつにしようか!」と、楽しいご褒美に直結させてあげましょう。この達成感が「明日もがんばろう!」というモチベーションにつながります。

⑤【連携】親子関係を守る「第三者」の協力

「親が教えようとすると、どっちも感情的になってしまい、いつも最後は大ゲンカになるんです」

私たちえーるには、このようなお母さん方のお悩み相談がたくさん届きます。

最も身近な存在の親子だからこそ、甘えやイライラがぶつかってしまうのは仕方ないことです。だからこそ、勉強の役割は「第三者」に任せてしまうのが、親子関係を守る最適な選択になるかもしれません。

えーるの家庭教師は、みんな年齢の近い大学生です。お兄さん、お姉さんが、お子さんと同じ目線に立ち「どうすれば楽しく理解してくれるか」と、ワクワクするような工夫をしながら教えます。しんどい宿題を家庭教師にお願いすることで、お母さんはガミガミ怒ったり、ストレスを溜めなくてすみます。お母さんは、お子さんを温かく見守る役に戻ることができるのです。

まとめ:お母さんの「わかってるからね」という安心感が、子どもの心を強くする

学習障害の特性を持つ小学生のお子さんにとって、毎日の宿題が困難で、「自分はダメな子なんや…」と自信をなくしてしまう原因になることがあります。

だからこそ、お母さんが「この子は、サボってるんじゃなくて、特性のせいで今一生懸命戦っている」と、つまずきの理由を正しく理解してあげることが大切です。

周りと比べて焦る必要はありません。「できなくても大丈夫、お母さんはわかっているから」 という温かい言葉や、安心感こそが、お子さんを安心させ、「ちょっとだけやってみようかな」という気持ちにさせるんです。

ご家庭の声

娘は、小学校4年生になって算数の桁数が増えたり、文章題が出たりするようになってから、宿題のドリルを前にフリーズするようになりました。私がいくら説明しても『わからへん!』『もう無理!』とパニックになってしまい、毎日の宿題チェックが親にとって苦痛で仕方がありませんでした。

このままでは勉強が大嫌いになってしまうと思い、すがる思いでえーるさんに家庭教師をお願いすることにしました。

やってきてくれた大学生の女性の先生は、娘の特性を理解してくれて、最初は算数のパズルやクイズのような楽しいゲームから始めてくれました。ドリルをやるときも、『今日はこの1列だけクリアしようね』と、娘のペースに合わせてびっくりするくらい少なく小分けにして進めてくれました。

先生が娘の『できない気持ち』を全部受け止め、決して急かさずに穏やかに付き合ってくれたことで、娘は『間違えても怒られない存在』という強い安心感が生まれたみたいです。

今では、先生が来る日を心待ちにするようになり、あんなに拒絶していた算数の宿題にも前向きに取り組めるようになりました。親の私が『普通はこれくらいできるはず』と勝手に焦ってイライラしていたのが嘘みたいです。先生には感謝の気持ちでいっぱいです。これからも娘をよろしくお願いします。

小学4年生  Kさんの お母さんより

えーる坪井

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私たちえーるは、学習障害専門の家庭教師ではありませんが、20年以上、これまで多くのお子さんとの出会いの中で得た知識や経験をもとに、心をこめてサポートしています。

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えーる坪井

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えーる坪井

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