学習障害を持つ子どもの集中力を高める環境づくり:今日からできる5つの工夫

「うちの子、すぐに気が散ってしまうんです…」
「集中力がないし、いつもそわそわと落ち着きがない…」

じっとしていられない子

私たち家庭教師のえーるには、このようなお悩み相談が多く寄せられます。しかし、学習障害(LD)の特性を持つお子さんの場合、このようなことはごく自然なことなのです。

実は、学習障害のお子さんが集中しづらいのは、決して「怠け」や「やる気のなさ」ではありません。脳の特性上、周りの音や情報を受け取りすぎてしまう、または物事を順序立てて進めるのが苦手という「見えないハードル」があるからなんです。

なぜ集中が難しいのか? 3つの「苦手」を知りましょう

学習障害をもつお子さんが、集中力を保つのが難しいのは、次の3つの特性によるものが大きいかもしれません。「お子さんの努力不足ではない」と知るだけでも、お子さんだけでなく親御さんの気持ちもずっと楽になるでしょう。

①周りの刺激が「大きすぎる」と感じる(感覚過敏)

周りの人には、ほとんど気にならない音(時計の針の音、車の音、兄弟の話し声など)や、目に入る情報(壁に貼ってあるカレンダーや絵、机の上の汚れなど)情報として視野に大きく入ってしまい、無視できなくなってしまうのです。それによって、勉強への意識がブレてしまい「集中力がない」と見られてしまうのです。

②物事を「順序立てて進める」のが不得意

「まずは教科書を開いて、次にノートを広げて、問題を読んで、解く…」といったような、複数のことを順序立てて実行する(計画を立てる)ことが得意ではありません。「何をすればいいの?何から始めれば…」と考えているうちに、だんだん集中が切れてしまうのです。

③「気持ちの切り替え」が苦手、時間がかかる

特に、自分の好きな事から苦手なことへの切り替えに時間がかかります。例えば、大好きなゲームを中止して、勉強する。といった切り替えなどは特に時間がかかってしまいます。「早くしなさい!」と急がせると強く抵抗することも。

【心の負担を減らす】集中力を高める環境づくりの5つのヒント

今日からすぐに始められる、お子さんの苦手をサポートするための環境作り5つをご紹介します。

①「勉強の合図」となる場所と時間を決める

「今から勉強!」と、気持ちの切り替えスイッチが入りやすくします。お子さんにとって、最も勉強に集中しやすい場所を確保します。その部屋、その席に座れば、「勉強スタート!」というスイッチが入るようにします。また、タイマーなどで「◯分間」と時間を計り、「その時間は集中する」と決めておくとメリハリがつきやすいです。

②「視界の妨げ」になるものを排除する

勉強机には、勉強道具以外は一切置かないようにします。そのため部屋には、できるだけ物を置かないようにしましょう。テレビ、ゲーム、スマホ、漫画、その他気が散る原因になる物は全て別の部屋に移動しておきます。視覚的な情報は、勉強の妨げになりやすいので、壁に貼ってある絵や飾りなどにも注意しましょう。

③「音」を味方につける工夫をする

音は、視覚による刺激と同じくらい集中力を妨げることがあります。

家族の声、ペットの鳴き声、廊下や階段の足音、隣の部屋から聞こえるテレビの音など、できるだけ家族にも協力してもらい、勉強する間は配慮してもらいましょう。ただ、逆に無音や、静かすぎるのが苦手という子も中にはいるようです。そんなときは、ヒーリングミュージックや、落ち着いた音楽を選択し、邪魔にならない程度の音量で流すといいでしょう。その子にとって「集中しやすい」という環境を見つけてあげることが大切です。

④ 「小さく分けて」休憩を挟む

勉強をする時に、「やらないといけないこと」(例・ワークの課題、テスト範囲)を把握し、まずは細かく分けることから始めましょう。

「20ページの課題を終わらせる」「毎日3時間勉強する」といった途方もない目標にしてしまうと、気持ちが途中で切れやすいからです。 「ワーク左1ページをする」「毎日15分勉強する」といった、実現可能な目標に小分けします。途中で5分程度の休憩を挟みながらすると、集中が継続しやすいでしょう。「短くても」「少なくても」構いません。「達成する」という実感を味わってもらうことで集中力は継続していきます。

⑤ 手元を明るく、姿勢は正しく

照明の明るさも大切です。例えば、教科書を読むときに暗すぎると見えづらく目の疲労や、余分な神経を使うことで集中力を奪います。部屋の照明を調整したり、スタンドライトを活用するなどして程よい明るさにしましょう。また、できるだけ自分に合った椅子や、高さの合う机を使用するなど、勉強する時の姿勢にも気を付けましょう。以前「ベットに寝転んで勉強している」というお子さんに出会ったことがあります。案の定、途中で寝てしまったり、だらだらと時間ばかりかかって終わらなかったという話を聞きました。正しい姿勢ですることで集中力をアップさせましょう。

ご家庭の声 「親子で笑顔になれた」

息子は、宿題させようとすると嫌がり、私もつい『どうしてあなたはそうなの⁉』と感情的に言ってよくケンカになっていました。特に算数が嫌いな子で、少し複雑な問題が出ると『分からへん!』『もう無理!』が口癖で困っていました。4年生の時に先生のすすめで、発達検査を受けさせると、『学習障害グレーゾーン』という診断結果でが出ました。私では手に負えないと思い、えーるさんに家庭教師をお願いすることに。えーるから来た先生は、何時間という単位ではなく、何分という時間に区切ってくれたり、問題も『3問解けたら休憩しよう』と、息子をうまく集中させてくれました。子ども部屋で勉強していましたが、漫画やカードゲームが沢山散らかっていたので、先生の提案で、何もない部屋で勉強することに。先生は、問題ができるごとに、『すごいやん!』『上手にできてる!』とオーバーに褒めてくれて、息子もだんだんその気になりました。そんな指導のおかげで、今では宿題を自分からするようになり驚いています。わからない問題があると『次、○○先生来たら教えてもらう!』と、以前と比べると別人のようです。私も勉強のことで口うるさく言わなくなり、親子関係も良好になりました。先生には本当に感謝しています

小学5年生 Hくんのお母さん

最後に

私たちえーるは、学習障害専門の家庭教師ではありません。しかし、これまで多くのお子さんを指導してきた経験や実績をもとに、お子さんが少しでも前向きになってくれるように一生懸命サポートしています。ちょっとしたお悩みや、心配なことがあるという方は、まずは気軽にえーるまでご相談ください。

この記事もよく読まれています。
学習障害を持つ中学生の宿題サポート:思春期特有の悩みを乗り越えるヒント

「学習障害で、1人でうまく勉強できないという方は、家庭教師の無料体験を行っていますので気軽にお試しください!」

無料体験授業で、えーるの勉強法をお試しできます!

お忙しい中、最後まで読んでいただきありがとうございました。正直、「実際にやってみないと、どんな勉強法があってるのかと分からない」と思っている方も多いかと思います。

そこで!家庭教師のえーるは無料の体験授業をおこなっています!

無料の体験授業は、なんとじっくり120分!こんな勉強法を全部教えます!

無料体験でこんなに学べる!

  • 1日15分!勉強嫌いな子でも毎日つづく予習復習法
  • テストの点数がバッチリとれるテスト勉強のやり方
  • 弱点や基礎へもどれるのカンタン戻り法

この勉強法ならうちの子にもできそう!♪

体験授業を受けられた方からは、嬉しい喜びの声を沢山いただいています。

えーる坪井

ちょっとした“きっかけ”が大きな成長につながります!

一番もったいないと思うのは、「やればできるのに勉強しない」「自分には無理とあきらめている」お子さん。そんなお子さんこそ、私たちは応援したいと思っています。

えーるの体験授業でピッタリの”勉強のやり方”をお伝えしています。「成績アップのきっかけ作り」を、ぜひ私たちにお手伝いさせてください!

関西で11,183人が体験!勉強嫌いな子から「分かる!続く!と大好評の勉強法!無料の体験授業で教えます!お子さんにぴったりの点数UPするやり方見つかります! 内申点アップ・苦手克服・受験対策・学習障害・不登校

\ 1分でわかる! /

24時間OK!専門スタッフにお気軽にご相談ください!

※体験授業を受けてみて少しでも「思っていたのと違った…」そう思われた方は遠慮なくお断りください。

お子さんがやる気になり、勉強のやり方もピッタリだと思われたときだけ、私たちはお力になりたいと思っています。無理な勧誘は一切ありませんのでご安心ください。

えーる坪井

それでは、体験授業でお会いできることをスタッフ一同、楽しみにしています!