学習障害とASD、両方を持つお子さんへのサポート

2025.12.6更新

勉強につまづく子に寄り添う母

二つの特性が重なる影響:なぜ学習が難しくなるのか 

「何度教えても理解できない」
「特定のやり方から変えられない」

お子さんに、このような学習のつまずがある場合、学習障害(LD)とASD(自閉症スペクトラム障害)の二つの特性が重なっている可能性があります。

LDのつまずきの特徴

読み書きや、計算といった特定の能力の習得につまづく。

ASDの影響

こだわりが強い、視覚・聴覚が過敏、社会性の困難さなど、このような特性が学習環境や集中の妨げになる。

この二つの特性が重なってしまうと、お子さんは「どうせ自分にはムリ…」「やっても同じやし…」と頑張っても報われない感覚に陥ってしまい自己肯定感も失います。まずは、両方の側面から同時にアプローチすることがお子さんの力を引き出すコツです。

混乱を安心に変える!特性別アプローチ3つの柱 

お子さんが、学習のつまずきを乗り越えるためには、まずは、それぞれの特性を理解し、「安心して取り組める」環境と方法を整えてあげましょう。

①視覚・聴覚で「手順とゴール」を見える化する

ASDの特性を持つお子さんは、抽象的な指示や急な予定変更に弱く、混乱しやすい傾向があります。学習への迷いをなくすために、「手順」と「終わり」を明確に示しましょう。

「手順」の見える化(ASDへのアプローチ)
勉強の手順をノートや大きい紙にに箇条書きで書き出し、「1.教科書を読む」「2.問題を解く」と具体的なステップで示しましょう。

「目標」の分解(学習障害へのアプローチ)
苦手な学習は、達成しやすい小さな目標に分解します。「問題集を10ページやる」ではなく、「今日は5問だけ集中してする」など、目の前の成功体験を重視します。

②「感覚の得意・不得意」を活かした学習環境

集中力を高めるには、ASDの特性による感覚過敏(特定の音や光が気になるなど)に配慮しつつ、LDの特性に合わせた学習方法を取り入れてみましょう。

集中環境の整備(ASDへのアプローチ)
視覚や聴覚から刺激を少なくするため、部屋を片付けたり、パーテーションを置くなどして、余計な情報が入らないようにしましょう。

得意な感覚の活用(学習障害へのアプローチ)
文字を読むのが苦手な子(ディスレクシア)は、動画の解説をみたり、お子さんの得意な分野を活かした学習が有効かもしれません。

③「強い興味」を学びのエンジンにする

ASDの特性の一つである「強い興味やこだわり」は、時として、学習意欲を引き出すための強力な武器となります。

興味の分野を起点に(ASDへのアプローチ)
お子さんが好きなこと(例:歴史上の人物、特定のゲーム、鉄道など)を、学びのキッカケにします。

「好き」を学習につなげる(学習障害へのアプローチ)
例えば、昆虫など生き物が好きな子は、生態を調べてまとめたり、歴史が好きな子は、年表を図で表現したり。自分の好きを学びにつなげるとより意欲的に学習できます。

まとめ:つまずきは「特性」から理解する 

学習障害とASDの両方の特性があるお子さんへのサポートは、「根性」や「努力」という点を重視しすぎないことです。

なぜなら、つまづきの多くが、「特性によるもの」だからです。それぞれの特性を否定せず、逆に受け入れてのばしてあげることが重要です。

ご家庭の声

息子はASDの特性から、先に見通しが立たないことへの不安が強く、いつも『何を、いつまでにやればいいのか』がわからず、宿題や課題をため込んでしまう状態でした。

また、知らない人との関わりに強い不安を感じる特性もありましたが、勉強の遅れが気になっていたので、えーるで家庭教師をお願いしました。えーるの先生は、そんな息子の特性を理解してくれて、最初は、勉強の話しはせず、雑談から入ってくれたおかげで、少しずつ打ち解けていきました。先生は息子と一緒に計画を立ててくれて、「数学のワーク1ページする」「漢字を5つ覚える」といった具合いに、「見える化」をしてくれました。最初は戸惑っていましたが、少しずつ計画を実行するようになり、先生が来ない日にも勉強するようになりました。以前は「何をすればいいかわからない」と全く勉強しなかった子が、自分の意思でするようになったことに驚いています。先生のおかげです。これからもよろしくお願いします。

中1 Kくんのお母さん

私たちえーるは、学習障害専門の家庭教師ではありませんが、20年以上、これまで多くのお子さんとの出会いの中で得た知識や経験をもとに、心をこめてサポートしています。ちょっとしたお悩みや心配がある方はまずは気軽にご相談くださいね。

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