テスト勉強をしてるのかと思って部屋を覗いたら、スマホで動画観てた…。
最近このような、一人での勉強が上手く出来ないお子さんについての相談が増えてきています。
勉強が苦手な子も、実はコツをつかむと一気に出来るようになるのでご安心ください!
本記事では、勉強苦手なお子様が、一人でも勉強出来るようになるコツをお話しします。
私達、家庭教師えーるは、25年間の指導の中で10,850人の小・中・高校生の生徒さんに勉強のやり方を指導してきました。えーるは勉強が苦手だったり、不登校や学習障害のお子さんや保護者さまのお悩み相談を無料で行っています。どうぞ何でもお気軽にご相談ください。
お子さんが一人で勉強しない4つの原因
なんでうちの子は一人で勉強しないの…?
もしかしたら、「勉強しない」のではなくやり方がわからないだけなのかもしれません。
まずは、お子様が一人で勉強できない4つの原因をご紹介します。
① 勉強のやり方が分からないから
学校の先生も塾の先生も「授業の復習が大切!」とか「勉強してきて。」と言いますがやり方を教えてくれることまでは無いことが多いんです。
私たちもダイエットをする時に何となく運動をしないといけない、とか食事制限をしないといけない、っていうことは分かっていますが正しい方法が分からないと頑張れないことが多いですよね!?
そのため、一人で勉強出来ない子に最初に教えてあげないといけないのは、「その子に合った正しい勉強法」であることが多いです。
② 集中力が無い(続かない)から
私自身も苦手教科の勉強をする時って本当に集中できなくて困りました。
皆さんもそんな経験がありませんか?
それは勉強場所や周りの環境の影響もあると思いますが、自分がしっかりとしたやり方が分からない時はどうしても集中力が続かなかった事が多かったです。
③ 何が分からないのか、分からないから
自分がつまづいている原因が分からないとどこから勉強していったらイイのか分からずに、やみくもに勉強を始めてしまうことになります。
まずは自分が何が分からなくて躓いてしまっているのか、どこまで戻って復習していけばしっかりと理解出来るようになるのかを正確につかむ必要があるんです。
でも、意外とこれを出来ていない子多いんです。
分からないところがハッキリするだけで勉強がスムーズにできるようになる子もいるので、意外と大切なポイントですね。
④ やっても成果が出ずに諦めてしまった
学習性無力感ってご存じですか?
これは1967年にアメリカの心理学者のマーティン・セリグマン氏によって提唱されたものですが、「何をやっても無駄だ」と無力感を感じてしまううつ病に似た症状のことです。
勉強をやったのにテストでは結果が出ない続いたり、塾や家庭教師で勉強を教えてもらって分かったと思っていたのにテストになったら出来なかった、などの経験から『何をやっても無駄なんじゃ…』と無気力になってしまう子も多いようです。
一人で勉強出来るようになる3つの方法
① 先生や友達に勉強のやり方を教えてもらう
学校の先生や勉強が得意な友達から勉強のやり方を聞くのもアリですね。
実際にまわりの友達でも学校の先生に質問に行った時にノートの取り方や勉強の仕方を色々とアドバイスもらってる人がいました。また勉強が得意な友達に使用している参考書などを聞いて勉強した経験が私にもあります。
まずは、学校の先生や勉強が得意な友だちに、勉強のやり方を聞きいてみましょう。
② 出来るだけ簡単なことから始めてみる
「何が分からないのか分からない。」、「集中力が続かない」、「やっても結果が出なくてやる気をなくした。」など上記でお話ししたように苦手教科はどうしても勉強がうまくはかどらないし、なかなか集中力も続かない傾向が多いです。
特に苦手教科の最初のスタート時は一番しんどいので工夫が必要です。ロケットの発射時や坂道の自転車のこぎ始めは一番エネルギーが必要なので、ここで躓かないようにしましょう!
そこで出来るだけ簡単な範囲で“ここくらいなら自分でも出来るだろう”という所から始めてみることをお勧めします。
自分が解いていて簡単な範囲でも意外とやり直していくと新しい気づきなども確認でき、しかも分かりやすい部分も多いので、勉強がはかどるので集中してスタートが出来るんです。
③ 小学生・中学生・高校生別の勉強の工夫点
小学生の勉強法
小学生の相談の場合の多くは算数や国語での躓いてしまう子がほとんど。
ただ算数にしても国語にしても小学生の範囲はその時その時では分かっているように感じている子が多いんです。
例えば算数の場合では足し算を習っているときはずっと足し算の計算ばかりやるので、文章問題を解く時も文章の意味を理解していなくても出てきた数字を機械的に足していけば意外と正解できることも多いので、パターンだけで解けてしまうので不十分な理解でも気づけずに終わってしまうことも。
だから小学生の範囲は一旦理解できたと思ったら、必ず少し応用問題にもチャレンジしてみて本当に理解できているのかどうかを確認してみるとイイかもしれません。
そうやって1つ1つの単元で自信をもって理解できている子は自信もつき、学校の課題以外に少し応用問題のドリルを毎日少しずつやらせていくと良いと思います。
まだ反抗期も少なく自信を無くしてしまう前なので比較的スムーズに習慣付けも出来る傾向が強いです。
中学生の勉強法
中学生になるとクラブ活動も始まり、毎日の自宅学習の習慣が無くなってしまう子も増えてくるようです。
ただ小学校と違い中学は単元ごとの確認テストではなく中間テストや期末テストと言ったある程度まとまった範囲でのテストになります。
このことで自分のつまづいている範囲や理解不足の範囲に気づくのが遅れてしまったり、分からないところが多くなりすぎて授業自体が分からなくなってしまう子も。
だから中学では授業に合わせた毎日の予習復習をすることをお勧めします。
これは小学校の授業と違い、中学ではある程度学校の授業の予習復習を何かしらの方法でやってきているという前提で授業を進めていく先生も多いように思われるからです。
ただこの予習復習もやりなさい、と言ってすぐに出来る子は良いのですが、毎日の生活の中で続けられないと意味がないので、一日に15分とかで終わるくらいの量から始めるのがギリギリ続けられる目安の様です。
その上でテスト前になるとしっかりテストに向けての計画を立てて勉強を出来る子が一人での勉強が上手に出来る子の特徴になっています。
普段の予習復習がしっかりと出来ている子は自分の弱点や不安な範囲もある程度は把握できているので、テスト前の勉強でもどこを中心に勉強していけばいいのか、何から進めていけばいいのか理解できていて集中して勉強が進めているようです。
中学に入るとクラブ活動などもあり家に帰ってから何時間も勉強することが出来ない子もいると思います。
そこで毎日15分程度の自宅学習の習慣をつけることが誰にでも出来る最初のステップなんじゃないかと思います。
まずは毎日一人でうまく勉強を続けられるように授業に合わせてやっていくのがやりやすいと考えられます。
高校生の勉強法
高校生になると中学の授業よりもさらに授業スピードが上がってくることが多いので、普段の勉強の必要度がさらに上がってきていくようです。
ただ基本的なことに関しては中学生の勉強法と特別何かを変えなくてはいけない訳ではありません。
中学のころよりもさらに自分で勉強してきていることを前提に授業を進める先生が多くなる傾向があるため、自主学習の重要度が増し、丁寧な予習復習が求められていきます。
まとめ
学校の先生や友達に教えてもらったりすることは僕もやったことはありますが、やり方を教えてもらってもなかなか続けられないこともあるので一人で勉強をしっかり出来るようになるにはさらに工夫が必要になってくることもあります。
家族内でルールを決めて時間を決めて10分から20分程度でも良いので毎日やれるように工夫しているご家族の話も聞きます。
「毎日、コツコツ勉強することが大切!」って言葉はよく聞きますが、一人で勉強する習慣を作るのはなかなか簡単ではないですね。
これはダイエットをしている方なら分かるかもしれませんが、毎日30回腹筋をすることですら、毎日続けるのが難しいことと同じでないでしょうか!?
一人で勉強することは塾に行ったり家庭教師に来てもらったりしたとしても、成果を出すためには必ず必要になってくると思います。
ただ、この一人で勉強することを何度試しても上手く出来なかったりすると「一人で勉強するのは無理だ!」ってなってしまうことも。
何度も失敗経験を積んで自信を無くしている子には小さな成功体験をいくつも重ねて自信を取り戻すしかないんです。
もし「家族のフォローだけでは上手くいかない」、「学校の先生や友達にやり方を教えてもらったけど出来なかった。」などお困りの方は家庭教師など定期的に指導に来てもらうことで習慣付けをしていくことも選択肢になるのではないでしょうか!?
家庭教師のえーるなら、分からない問題だけではなくその子にぴったりの勉強のやり方を教えてあげられると思っているので、お気軽にご相談ください。
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