2026年度より(令和8年度)滋賀県の高校入試制度が変わります！

滋賀県では、2026年度より公立高校入試制度が大幅に変更されます。この変更によって選抜の仕組みが一新し、受験生にとって公正かつ、効率的な選抜が行われることが期待されています。

滋賀県の高校入試制度の変更について

ここからは、2026年度からの滋賀県の公立高校入試制度の４つの変更について解説します。

１． 選抜時期の一本化

これまで、滋賀県の公立高校入試では「推薦選抜」「スポーツ・文化芸術推薦選抜」「特色選抜」「一般選抜」が別々に行われていましたが、2026年度からは、すべての選抜を１回に統合し、「一次募集」として実施されます。この統合により、受験期間が短縮され、受験生は1度の試験で評価され、効率的に選抜されることになります。

• 新しい一次募集の実施：一次募集では、３月上旬に全ての高校で一斉に行われます。これにより、受験生は一度の試験に集中できるようになります。
  
• 学校独自型選抜と一般型選抜：一次募集では、「学校独自型選抜」と「一般型選抜」の２つの選抜方式が設けられます。受験者はどちらかを選択して受検します。
  

この変更により、選抜の時期が一本化されることで、受験スケジュールがシンプルになり、受験生の負担が軽減されます。

２．学力検査の全員受検

新しい制度では、全日制・定時制の公立高校を受験する全ての受験生が、学力検査を受検することが義務付けられます。これにより、学力の評価がより公正に評価することができます。

• ５教科の学力検査：学力検査は国語、数学、英語、社会、理科で行われ、従来と同じ形式で実施されます。
  

全員が学力検査を受検することで、公平な競争環境が整備され、学力に基づいた適正な選抜が行われます。

３． 学校独自型選抜の実施

新しい制度では、各高校が独自に選抜方式を設定できる「学校独自型選抜」が導入されます。これにより、各学校の特色を活かした選抜が可能になります。

• 選抜内容の多様化：学校独自型選抜では、作文、小論文、面接、実技検査など、学校の特色に応じた選抜が行われます。これにより、受験生は自分の得意分野や興味に応じた選抜を受けることができます。
  
• 推薦制度の導入：自己推薦制度や中学校長推薦制度が導入され、自己アピールが評価の一環として重視されます。
  

学校独自型選抜の導入により、多面的な評価が可能となり、個々の生徒の強みが活かされる選抜方式になります。

４．Web出願システムの導入

滋賀県では2026年度からWeb出願システムが導入され、出願手続きが便利になります。受験生は自宅から24時間オンラインで出願が可能になり、手続きが簡素化されます。

• オンラインでの出願手続き：出願情報の入力、受験料の支払い、受験票のダウンロード、合否発表までが全てオンラインで行われます。

Web出願システムの導入により、手続きの透明性と効率性が向上し、ミスの防止や手続きの迅速化などが期待されています。

＞＞滋賀県教育委員会HP参照

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