2025年度大阪府の公立高校入試制度について

中学生のお母さんにとって、お子さんの高校受験は大きな節目ですよね。そこで、ここでは、2025年度以降の大阪府の公立高校入試制度についてご紹介します。

大阪府の公立高校入試制度

実技検査内容の見直し

大阪府公立高校入試では、2025年度から実技検査の内容が見直されます。音楽科、体育科、グローバル探究科、演劇科、芸能文化科など、さまざまな学科で異なる実技検査が導入され、それぞれの学科の特性に合った評価が行われます。その中から一部の例をご紹介します。

• 音楽科（府立夕陽丘高校）
  専攻および受験曲名の事前申告が必要で、声楽や楽器演奏における課題曲の提出方法が見直されます。
  
• 体育に関する学科（府立桜宮高校、府立汎愛高校など）
  運動能力や運動技能の測定がより詳細に行われる予定です。

• グローバル探究科（府立水都国際高校）
  英文の音読や英語による口頭試問が評価対象となり、英語力の実践的な部分が問われます。

これらの見直しにより、受験生は自分の得意分野をしっかりとアピールできるようになりますが、事前の十分な準備がますます重要になります。

 選抜の方法について

2025年度大阪府公立高校入試の選抜方法は以下のとおりです。全日制、定時制、特別入学者選抜など、各入試形式に応じた評価になります。

• 一般入学者選抜（全日制・定時制）
  調査書を要する選抜と要しない選抜が区別され、受験生の多様なニーズに応じた評価が行われます。

• 特別入学者選抜
  ステップスクールや実技検査を含む選抜方式では、より個別の適性や能力に基づいた評価が強化されます。

• 能勢分校選抜
  学科ごとに異なる基準が導入され、多様な学習環境や特性に対応できるようになります。

このように、受験生の個別の特性がより的確に評価されることを目指し、公正な選抜が行われることになります。

調査書評定の府内統一 ルール

大阪府公立高校の入試では、調査書評定の基準が府内統一ルールに基づいて実施されます。これにより、これまで学校ごとに異なっていた評定基準が統一され、全府内の中学校で公平な評価が行われることになります。

調査書の評定は、学力検査の成績と並んで重要な評価基準となりますので、受験生は日頃の学習や授業態度、提出物など、総合的な学習姿勢をしっかりと整えておくことが大切です。このルールの統一化により、受験生間での評価の公平性が保たれ、より透明な選抜が実現されることが期待されています。

３年生の調査書の評定方法

2025年度大阪府の公立高校入試における中学３年生の調査書の評定方法は、絶対評価の基準に準拠しており、３年生の成績がより正確に反映されるようになります。

これによって、受験生が中学３年生の１年間を通して着実に成績を積み上げることが求められるため、学習の積み重ねがますます重要になります。普段の授業や提出物、テスト対策など、日常的な努力がそのまま評価に直結するため、お子さんの学習意欲を高める良いきっかけになるでしょう。

＞＞大阪府教育委員会HP

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