
「集中力がなく、1ページ解くのもつらい…」どうすればいい?
「数学の問題集、5ページ解く!と意気込んだものの、1ページ目の10問目で集中力が切れた… 」
「似たような問題ばかりで、だんだん飽きてきた…」
「なかなか先に進まないし、やる気がなくなってきた…」
このような経験はありませんか?
勉強に集中できない原因は、お子さんのやる気の問題だけではありません。実は、脳が「同じことの繰り返し」に飽きてしまうという、人間なら誰もが持っている性質が関係しているのです。

しかし、ご安心ください。今回ご紹介する「インターリービン(Interleaving)」という学習法は、この脳の性質を逆手に取り、集中力を自然と維持するための画期的な学習症なんです。
インターリービングとは?脳が喜ぶ「混ぜる」学習法
インターリービングとは、似たような問題をまとめて解くのではなく、異なる種類の問題を意図的に混ぜて解く学習法です。
例えば、数学なら、「計算」問題だけを続けて解くのではなく、間に「図形」や「関数」の問題を挟みながら進めます。英語なら、単語の穴埋め問題と長文読解、文法問題などをシャッフルして解いていくというイメージです。
一見すると非効率に思えるかもしれませんが、この「混ぜる」という行為が、脳にとって良い刺激となり、集中を持続させる効果があります。
混ぜることで生まれる3つの効果
①飽きを防ぎ、集中力を維持させる
同じことの繰り返しは、脳を単調な状態にさせ、集中力を低下させます。しかし、インターリービングは常に異なるタイプの問題に取り組むため、脳に新鮮な刺激を与え続け、飽きることなく学習を継続することができます。
②「考える力」が劇的に伸びる
特定の単元に絞った問題を解く場合、私たちは無意識に「この問題はこういう風に解くものだ」とパターン化してしまいがちです。しかし、異なる種類の問題が混ざっていると、「この問題は何の単元かな?」と、問題を分析し、適切な解法を判断する力が鍛えられます。これは、テスト本番で初見の問題に出会ったときに非常に役立ちます。
③長期的な記憶が強化される
インターリービングは、それぞれの問題に取り組むたびに、脳内の異なる知識を呼び起こす必要があります。この「思い出す」という行為は、学習した内容を一時的な記憶から長期的な記憶へと定着させる上で、最も重要なプロセスなのです。

【実践】インターリービングを始める3ステップ
インターリービング法は、とてもシンプルで、今すぐにでも始められます。
ステップ1|「混ぜる問題」を準備する
まずは、2つ以上の異なる単元の問題を用意しましょう。
- 理科「植物」の問題と「電流の計算」問題を混ぜて進めます。
 
- 社会「歴史の年号」問題と「地理の地形」問題を混ぜる
 
- 英語「単語」の小テストと「文法」問題、そして短い「長文」問題を混ぜる
 
異なる問題集や、自作のカードを使ってもOKです。
ステップ2|タイマーを使って短時間で取り組む
集中力が切れる前に次の問題に進むことが大切です。
例)
「最初の15分間は、方程式の問題を解く」と決めたら、タイマーをセット。15分経ったら、すぐに次の単元(例えば関数)の問題に移ります。
コツ
「もう少し解きたいな」と思うところで次の単元に移るのがポイントです。そうすることで、「次はもっと頑張ろう!」という気持ちになり、モチベーションにつながります。
ステップ3|解きっぱなしにせず、必ず「見直し」をする
インターリービングの効果を最大限に引き出すには、解いた後の見直しが不可欠です。
なぜ見直しが大切なのか?
間違えた問題の解法を確認することで、似た問題が出たときに「あ、これはあの単元の問題か!」と、解法を思い出す力が格段に向上します。
復習のコツ
間違えた問題は、すぐに答えを見るのではなく、一度教科書や参考書に戻って、自分で答えを探してみましょう。
集中力アップをサポートする3つのコツ
①環境を整える
部屋を片付け、机の上には今やるべき教科書や問題集だけを置くようにしましょう。視界に入る情報が少ないほど、集中力は高まりやすいです。
②小さなご褒美を設定する
短い時間でも集中して取り組めたら、休憩時間におやつを食べたり、好きな音楽を聴いたりする時間を設けましょう。「頑張ったら良いことがある」という体験が、やる気につながり集中力もUPします。
③睡眠をしっかり取る
脳は睡眠中に、日中の記憶を整理し、定着させます。十分な睡眠は、集中力だけでなく、学習効率そのものを高めるための最も重要です。
まとめ:インターリービングは「学習の筋トレ」
インターリービング法は、単なる「勉強のやり方」ではありません。
それは、教科書をただ眺めるだけといった学習から、「自分の頭で考え、最適な答えを導き出す」という能動的な学習へと変えるための、強力なトレーニング法です。
この学習法を身につけることは、まるで「学習の筋トレ」。日々のトレーニングを続けることで、「集中力」「思考力」「記憶力」という、学習の基礎体力が驚くほど向上していきます。
家庭教師のえーるでは、インターリービング法以外にも様々な勉強法を紹介していますが、特定のやり方だけを押しつけるわけではありません。お子さん一人ひとりの学習状況や性格に合わせて、最適な学習法を一緒に見つけるお手伝いをいたします。
この記事もよく読まれています。
スペーシング効果が明かす、脳科学に基づいた効果的な勉強法
無料体験授業で、えーるの勉強法をお試しできます!
お忙しい中、最後まで読んでいただきありがとうございました。正直、「実際にやってみないと、どんな勉強法があってるのかと分からない」と思っている方も多いかと思います。

そこで!家庭教師のえーるは無料の体験授業をおこなっています!
無料の体験授業は、なんとじっくり120分!こんな勉強法を全部教えます!
無料体験でこんなに学べる!
- 1日15分!勉強嫌いな子でも毎日つづく予習復習法
 - テストの点数がバッチリとれるテスト勉強のやり方
 - 弱点や基礎へもどれるのカンタン戻り法
 

この勉強法ならうちの子にもできそう!♪
体験授業を受けられた方からは、嬉しい喜びの声を沢山いただいています。
えーる坪井ちょっとした“きっかけ”が大きな成長につながります!
一番もったいないと思うのは、「やればできるのに勉強しない」「自分には無理とあきらめている」お子さん。そんなお子さんこそ、私たちは応援したいと思っています。
えーるの体験授業でピッタリの”勉強のやり方”をお伝えしています。「成績アップのきっかけ作り」を、ぜひ私たちにお手伝いさせてください!


\ 1分でわかる! /

24時間OK!専門スタッフにお気軽にご相談ください!
※体験授業を受けてみて少しでも「思っていたのと違った…」そう思われた方は遠慮なくお断りください。
お子さんがやる気になり、勉強のやり方もピッタリだと思われたときだけ、私たちはお力になりたいと思っています。無理な勧誘は一切ありませんのでご安心ください。
えーる坪井それでは、体験授業でお会いできることをスタッフ一同、楽しみにしています!







