2025年10月更新

「うちの子”こだわり”が強くて、どう教えればいいかわからない」
「テストの点数が伸びないのは、やっぱりASDの特性のせい?」
私たち家庭教師のえーるは、発達障害専門ではありませんが、このような、自閉症スペクトラム(ASD)に関するお悩み相談が多く寄せられます。実は、自閉症(ASD)は単なる「コミュニケーションの困難さ」だけではありません。「情報処理」や「興味の持ち方」などにも特性が現れ、学校学習のつまづきが出やすくなるのが現実です。
この記事では、現在教えている生徒や、えーるに寄せられた相談事例などを通じて、自閉症(ASD)の特性や、効果的な学習対策についてご紹介します。
自閉症スペクトラム(ASD)の学習面での特有の困難
自閉症(ASD)をもつお子さんは、一般的なお子さんとは違う情報処理の特性や、認知スタイルを持ち、まずは、こういった特性を理解することが大切です。
自閉症(ASD)のお子さんがつまずきやすい学習の壁
①抽象的な概念の理解
【つまづきポイント】
情報処理が苦手な自閉症(ASD)のお子さんは、抽象的な表現を理解したり、イメージするのがあまり得意ではありません。中学校から多くなる、比喩、文脈、歴史の思想など、「見えにくい概念の理解」が苦手な傾向があります。
②興味の有無による極端な集中力の差
【つまづきポイント】
例えば、社会や数学は好きだけど、それ以外の教科の授業は全く頭に入ってこない。そんなお子さんも少なくありません。興味に比例して、成績に大きく差が開いてしまうことがよくあります。
③曖昧な指示の理解
【つまづきポイント】
例えば「頑張って!」や「復習しなさい!」のような、漠然とした言い方では具体性がなく響きません。「いつ」「何を」「どのように」すればいいか、を細かく具体的に説明しないと子どもは動けないのです。
④環境変化への過敏さ
【つまづきやすい点】
例えば、「小学校から中学校への変化」「新学年のクラス替え」「クラスメイトや先生との人間関係がうまくいっていない」。 このような心揺れや不安がある場合、学習への集中力や意欲にも影響します。心の不安定さはそのまま成績にも直結してしまうのです。
⑤マルチタスクが苦手
【つまづきポイント】
例えば「話しを聞きながらメモをとる」「ノートをとりながら内容を理解する」といった同時並行の作業が苦手です。
このような困難さがある自閉症(ASD)ですが、実は以下のような強みを持っているケースがあります。
- 空間的や視覚的な記憶能力が高い
- 得意な分野への集中力が驚異的に高い
- 論理や一貫性を求め、曖昧さがない
このような特性をうまく活かすことができれば、お子さんの能力は大きく伸ばすことができるでしょう。

中学2年生・Ⅿくんママのご相談事例
中学1年生の男の子のⅯくんは、理科が大好きで、特に実験や、昆虫などの生き物にも興味があります。理科の授業への集中力は高くテストの点数も高得点ばかりです。しかし、英語や国語への関心が極端に低いため、点数がかなり悪い状態でした。特に英語の授業中、先生の言っていることがほとんど頭に入ってこないため、居眠りをする始末。
お母さんは「うちの子自閉症(ASD)があるんですけど、興味があるかないかが極端なんです。英語や国語には全く手をつけません。親が言うと激しく反発するし、どうしたものかと困っていて…。好きな理科は大好きなので、何も言わなくても勝手に教科書開いているのに…。」そんなお悩み相談でした。
家庭教師えーるの指導と対策
対策①
得意なことを入口に!先生との信頼関係を築く
えーるでは、Ⅿくんのように、教科によって興味が偏っているお子さんには、敢えて苦手教科から入らず、得意教科から教えるケースがあります。まずは興味のある教科をすることで、さらに自信を深め、学習意欲や自己肯定感も上がります。そして、その勢いをもって苦手教科を教えます。最初は少ない時間から始めるのがポイント。あまり沢山からすると嫌になるからです。少しずつ興味を持たせていき、苦手な英語や国語も「あっ、わかった。ちょっと楽しいかも」「もう少しやってみようかな」とだんだん前向きになってくれる子って多いんです。
対策②
「なぜ?」を解消!苦手科目を論理の力で攻略
英語の視覚化
文法を色分けしたり、図解することで、自閉症(ASD)の子が得意な「目から入ってくる情報処理」を活かします。
聴覚からの情報処理は苦手という自閉症(ASD)には、できる限り目で見て理解してもらう方法で指導します。
国語の構造化
漢字はパーツごとに分解するなど、パターン化させて認識させます。 感情など、抽象的でわかりにくいところもあるので、できるだけ論理的な説明をこころがけます。
対策③
集中力を維持する休憩の「見える化」
興味のない教科や苦手教科をしている時は、時間が長く感じやすく「これ、一体いつまでするんやろ?」と心の中では思っています。特に集中力が切れやすい教科を教える場合、細かく時間を区切り「ここまでしたら休憩しよう」と、先に知らせます。時間を区切ることで、集中力が長持ちしやすくなるからです。
ご家庭の声
娘は自閉症(ASD)を患っており、以前私が勉強を教えようとすると、反発が強く、親子ともイライラするばかりでした。特に苦手な教科は、私の話を全然聞いていないので『ちゃんと聞いてんの?』と言うと娘は逆切れしてきます。
親子関係は悪くなるし、教えるのは難しいと判断したので、えーるさんに家庭教師を頼み、女性の先生に教えてもらいました。それ以降、親子関係はとても良好で、以前のようなギスギスした雰囲気はなくなりました。来てくれている大学生の先生は、集中力がなく飲み込みも悪い娘に対し、決してイライラすることなく、何回も説明してわかるまで教えてくれるので、娘も少しずつ理解していきました。先生の娘への接し方には本当に頭が下がります。このまま、得意教科と苦手教科の点数の差がなくなってくれたらと期待しています。
中学2年生 Sさんのお母さん
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