注意欠陥・多動性障害(ADHD)の相談事例と対策

ADHD

ADHDのお子さんが直面する学習の課題

私たち家庭教師のえーるは、発達障害専門ではありませんが、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特徴を持つお子さんに関するご相談が多く寄せられます。

ADHDの男の子

これらの特性は、「やる気がない」「だらけている」わけではなく、脳の機能的な特性であり、お子さん自身もコントロールするのが難しい行動です。そのため、学習面で以下のような困りごとを抱えるお子さんは少なくありません。

  • 集中力の維持が難しい:長時間の学習が苦痛に感じられ、すぐに気が散ってしまう。
  • 忘れ物やケアレスミスが多い:やるべきことや持ち物をうっかり忘れてしまう。
  • 衝動的な行動がある:深く考えずに発言したり、席を立ってしまったりする。

このような特性があるお子さんには、適切な支援と理解を示すことで、学習への抵抗感を減らし、前向きに取り組むための土台を築くことができます。

相談事例
忘れ物が多く計画的に勉強できない中学1年生・Tさん

ここでは、実際にえーるに寄せられた、ADHDの特性を持つお子さんの相談事例をご紹介します。

Tさんママからのご相談(中学1年生)

Tさんは、中学1年生の女の子です。小学生の頃から忘れ物が多く、片付けが苦手でした。

中学に入学してからは、教科ごとに持ち物が変わるため、その傾向がさらに強まり、提出物を出し忘れることが増えてきました。

テスト前には「勉強しないと」と机に向かい最初は意気込むものの、どこから手をつけていいかわからず、結局漫画を読んだりスマホを触ったりしてしまい、時間が過ぎてしまいます。そのため、頑張りたい気持ちはあるのに、思うような点数が取れず、自信をなくしています。

中学に入ってから、さらに忘れ物が増えてしまって…。本人は頑張りたい気持ちがあるようなのですが、やり方が分からないみたいで。このままだと勉強がどんどん嫌いになってしまうのではないかと心配です。

そんな不安を抱えたお母さんからのご相談でした。

家庭教師のえーるの指導と対策

えーるでは、ADHDの特性を持つお子さんの個性に合わせ、指導方法を工夫しています。Tさんの担当の先生は、彼女が抱える「忘れ物」と「計画性のなさ」という課題を解決するため、以下の3つのアプローチを実践しました

①ToDoリスト学習法:やるべきことを「見える化」する

ADHDの特性を持つお子さんは、複数のやるべきことを同時に管理するのが苦手なことがあります。そこで、Tさんの担当の先生は「ToDoリスト学習法」を取り入れました。

具体的には、その日にやるべき宿題や提出物、勉強内容を小さなカードや付箋に書き出し、壁に貼ったホワイトボードに並べます。1つ終わるごとにカードを剥がしたり、チェックマークをつけたりすることで、Tさんが「何をどれだけやったか」を視覚的に把握できるように工夫しました。

この方法により、Tさんは「今日はまず数学のワークを終わらせる」といったように、目の前の課題に集中して取り組めるようになったのです。これまであった漠然とした不安がなくなり、一つひとつの達成感が、自信につながっていきました。

②ルーティーンの確立:習慣化で忘れ物をなくす

忘れ物が多いTさんをサポートするため、家庭教師の先生は毎日のルーティーンを一緒に作ることを提案しました。

たとえば、「学校から帰ったら、まず宿題を確認する」「翌日の時間割を見て、必要な教科書や道具をかばんに入れる」といったルーティーンを、毎日同じ時間に行うように習慣化しました。

このルーティーンを徹底するため、先生はTさんと一緒に、持ち物を置く場所を決めたり、帰宅後にやるべきことを書き出したチェックシートを作成したりしました。日々の行動を目に見えるようにすることで、忘れ物を大幅に減らすことができ、Tさんは「自分でもできる!」と自己肯定感を高めていきました。

➂「5分間」の雑談タイム:思考の整理と感情の安定を図る

ADHDの特性を持つお子さんは、頭の中で複数の考えが同時に湧き、思考がまとまらないことがあります。そこで、先生は指導の最初に「5分間の雑談タイム」を設けることにしました。

その日学校であったことや、今考えていること、心配なことなどを自由に話す時間です。先生はただ話を聞くだけでなく、「それは、こういうことやんね」とTさんの話を要約したり、「それは素晴らしいね」と感情を受け止めたりしました。

この時間を通して、Tさんは頭の中の考えを整理し、気持ちを落ち着かせてから学習に取り組めるようになりました。安心して話せる第三者の存在は、彼女の心の安定につながり、学習への集中力も高まっていったようです。

ADHDのお子さんを支えるために大切なこと


ADHDのお子さんのサポートで最も重要なのは、「なぜできないの?」と問い詰めるのではなく、「どうすればできるかな?」という視点を持つことです。

お子さんの行動を「わざとやっている」と捉えるのではなく、その背景にある特性を理解してあげる。そして、お子さんの「できた!」という小さな成功体験を一つひとつ見つけて、具体的にしっかり褒めてあげることが大切です。

家庭教師のえーるでは、ADHDのお子さん一人ひとりの個性や学習ペースに合わせながら、根気よく丁寧な指導を心がけています。

もし、お子さんの学習について一人で悩みを抱えているなら、ぜひ一度私たちにご相談ください。

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