
「漢字の書き取りが終わらず何時間も泣き続けている…」
「計算ドリルを開いた瞬間、表情が暗くなってしまう」
こうしたお子さんの姿を目の当たりにし、学校へ相談しても「もう少し様子を見てみましょう」という言葉しか返ってこなくて、どうサポートすればいいか途方に暮れているというお母さんは少なくありません。
学習障害(LD)とは、脳が情報を処理する仕組みが、一般的な学校教育の基準とは少し異なっている状態を指します。これは、お子さんの努力不足や、根性がないということではありません。
私たちえーるは、専門の療育機関ではありません。しかし、学習障害のお子さんを持つ多くのご家庭から、日々ご相談をいただいています。私たちは専門家として難しい言葉を並べるのではなく、普通の大学生の先生だからこそできる「視点や接し方」を大切にしています。勉強を苦痛に感じていたお子さんが、笑顔で「面白いかも」と思えるような、やり方を一緒に見つけていく。そんな寄り添う家庭教師です。
LDのお子さんにとって「書く・読む」は翻訳作業と同じ
学習障害のお子さんが日々感じている苦しみは、私たち大人が、まったく知識のない外国語で、しかも複雑な文章をいきなり読み書きするよう求められている状態に例えられるかもしれません。
文字がぼやけて歪んで見えたり、行を見失ってしまったり、数字が意味を持たないただの記号の羅列として見えていたり…。周囲から見れば一見スムーズに見える作業でも、学習障害のお子さんは、人一倍のエネルギーをすり減らしながら、必死に授業の内容を理解し、課題に向き合っているのです。
ここで大切なのは、学校で習う「みんなと同じやり方」を無理に押し付けないということです。お子さんが自分らしく学べるよう、一人ひとりの特性に合わせた「一番やりやすい方法」を一緒に見つけていきましょう。
「正しい型」より「ラクに分かる」方法を見つけよう
私たちえーるが、何よりも大切にしているのは、教科書通りの「正論」を伝えることではなく、お子さんが少しでも心穏やかに、そして笑顔で机に向かえる環境を作ってあげることです。
「書く」ことに抵抗があるなら
漢字の書き取りが苦手で苦痛であれば、まずは「漢字の形をバラバラにしてパズルのように組み立てる」といった方法や、クイズ形式で遊びを取り入れてみるのはいかがでしょうか。また、タブレットや音声入力を上手に活用すれば、書く労力を省きながら、「自分の考えを言葉にする」楽しさを実感できるようになります。
「読む」のがつらく、内容が入ってこないなら
先生が隣で読み聞かせをしたり、指で文字を一文字ずつなぞりながら一緒に音読したりするのも効果的です。視覚と聴覚の両方を刺激することで、情報がよりスムーズに脳へ届き、内容を理解しやすくなります。
「計算」の概念が掴みにくいなら
数字という抽象的な記号だけで考えようとせず、指を使ったり、おはじきやブロックのような手で触れるアイテムを使うのもいいかもしれません。数を形として視覚化することで、算数の根本的な概念が頭に入りやすくなります。
大学生の「お兄さん・お姉さん」が、心の壁を取り払う
「先生」から改まって専門的な指導を受けるとなると、多くのお子さんはどうしても身構えたりて萎縮してしまうものです。私たちえーるの先生は、発達支援のスペシャリストではなく、一般的な大学で学んでいる学生たちです。
相性の合う先生が隣に座り、同じ目線で「一緒に考えようか」と試行錯誤を繰り返すことで、お子さんは「あ、これなら自分にもできそう!」という小さな成功体験を積み重ねていきます。年齢の近いお兄さん・お姉さんが親しみやすく、フレンドリーに接することで、これまで勉強に対して抱いていた強い恐怖心が、少しずつ「これならやってみてもいいかも」という前向きな気持ちへと変化していきますよ。
ご家庭の声
娘は図形や文章題を見ると、『もう無理!』とすぐにパニックになってしまい、宿題がなかなか先に進まず、親子で大変な毎日でした。私が『こうやって解いてみたら?』と教えようとしても、言葉での説明が伝わらず、最後には娘が泣き出してしまい、私もイライラしてうまくいきませんでした。
そんな状況をどうにかしたくて、えーるさんで家庭教師を頼むことにしました。うちに来てくださった先生は、娘の『わからない』という気持ちを否定せず、まずは娘が落ち着いて取り組めるよう工夫して教えてくれました。先生は、『まずはこうやって形を見てみようか』と、図形を紙で切ったり折ったりしながら、娘に合わせて視覚的にアプローチしてくれています。私が言っても聞き入れなかったことも、お姉さんのような先生からのアドバイスだと娘もすんなり受け入れています。先生が手順を一つひとつ分解して教えてくれるので、娘も『できた!』と嬉しそうにしていてこっちも嬉しくなります。今では先生が来る日を心待ちにしていて、家庭の空気も明るくなった気がします。これからもよろしくお願いします。
小学4年生 Sちゃんのお母さんより
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