2026年8月14日更新

毎朝の「行く?行かない?」の緊迫したやり取りから抜け出すには
「何度起こしても起きてこない子に、つい声を荒らげてしまう」
「無理やり連れて行ったほうがいい?それともすっぱり休ませるべき?」
お子さんが学校に行きづらさを感じ始めた頃、毎朝の時間は文字通り「戦場」のようにピリピリと張り詰め、お母さんにとって最もエネルギーを消耗する時間帯ですよね。
しかし、そのときお子さん自身も「行かないといけないのは分かっているのに、体が動かない」という大きなジレンマに苦しんでいます。
ここで大切なことは、朝のバタバタした中で無理に「行くか行かないか」の白黒をつけようとしないことです。
毎朝の登校にすべてのエネルギーと心を使い果たしてしまうのではなく、「今日はゆっくり休む日」と決めたなら、その判断を引きずらずに、いかに親子ともに心穏やかに立て直して過ごせるかが大切です。

学校をお休みした日にこそ実践したい「3つの心得と関わり方」
① 理由をしつこく問い詰めず、まずは心身のエネルギーを満タンにする
「学校を休む理由って何なん?」「明日からは行けそう?」といった原因の追究や強い登校を促す言葉は、疲れ切ってしまっているお子さんの心をさらに追い詰めてしまいます。
具体的な関わり方
「今日はゆっくり身体を休めなさい」と優しく声をかけたら、あとはお母さんもピリピリせず、いつも通り、日常生活を淡々と続けましょう。
心がけたいポイント
親御さんが必要以上に動揺せず、どっしりと「いつも通りの日常」を保っている姿こそが、子どもの心にある「やばい、休んでしまった…」という罪悪感をそっと和らげてあげる特効薬になるでしょう。
② 勉強の遅れに対する焦りは「1日たった15分」の小さな習慣で切り離す
学校を休んで家で過ごしている間、お子さんの心に重くのしかかる最大のストレスが「みんなから勉強が遅れてしまう」という焦りや、そこからくる恐怖心です。
具体的な関わり方
学校の分厚い教科書を無理にやろうとする必要はありません。「1日たった15分だけ」「ドリルやプリント1枚だけ」というごく小さな範囲で十分です。
心がけたいポイント
「完全に止まっていたわけではなく、今日も少しだけ進んだ」という小さな達成感が、お子さんの焦りを消し、折れかけた自信を支えます。
③朝の欠席連絡に対するプレッシャーを手放し、気負わない仕組みを作る
毎朝学校に「すみませんが、今日も休みます」と連絡を入れるその一言だけで、お母さんの心は苦しくなり、一日の始まりからぐったりと疲れてしまいますよね。
具体的な関わり方
毎回電話で細かく理由を説明しようとするのではなく、学校側にあらかじめ事情を伝え、連絡アプリや連絡帳、あるいは「数日間まとめての報告」にさせてもらうなど、お母さんが連絡自体にプレッシャーを感じない方法に切り替えてしまいましょう。
心がけたいポイント
「先生にどう思われるだろうか」「今日も休ませて申し訳ない」といった余計な気苦労や罪悪感は持たないように。目の前のお子さんとゆったり向き合うための大切なエネルギーをしっかり残しておきましょう。
まとめ:学校を休む時間は、明日へ踏み出すための大切な「充電期間」
お子さんが学校を休むようになると、どうしても「このまま社会から取り残されてしまう…」「この子に休む癖がついたらどうしよう」とネガティブに捉えてしまいがちです。しかし、今日一日の欠席は、心が限界を迎えたお子さんが、これ以上疲弊してしまわないために発動した防衛本能なんです。
「今はしっかりエネルギーを蓄え直す期間」と、捉え方を変えることで親御さん自身の心も軽くなります。
たっぷり休んで心のバッテリーが十分に満たされたとき、お子さんは自然と「そろそろ何か始めてみようかな」という前向きな意欲を取り戻すものです。私たちえーるは、お子さんが立ち止まって休んでいる時期の学習面をカバーしながら、自分のペースで一歩ずつ自信を取り戻していけるよう、寄り添いながら丁寧にサポートしていきます。
ご家庭の声
うちの娘は、中学2年生になって「朝起きると頭が痛くて気分が悪い」と言うようになり、だんだんと学校を休むようになりました。当時の私は、「少し休めばきっと行けるようになる」「怠けているだけかな?」という焦りや不信感から、「早く準備しなさい!」と毎朝のように強い口調で娘を急かしてしまっていました。
私のその態度がかえって娘を追い詰めていたようで、娘は完全に学校へ行けなくなってしまったのです。
このままでは取り返しのつかないことになってしまうと思い「まずは本人の心身を休ませよう」と決意しました。とはいえ、家にこもる日々が続くなかで「このまま勉強が遅れてしまったら…」という不安ばかり大きくなり、えーるさんに家庭教師をお願いすることにしました。
我が家に来ていただいた学生さんは明るく笑顔の素敵な女性の先生でした。
先生は初回の授業から勉強を無理強いするようなことは一切せず、娘がリラックスして話せる話題からゆっくりと距離を縮めてくれました。人見知りで最初はうつむいてばかりだった娘も、先生のユーモアのある気さくな人柄に少しずつ心を開き、今では先生が来てくれる曜日を心から楽しみに待つようになりました。
学校を休んでいる期間も、先生が「今のペースで少しずつでいいからね」と、無理のない学習を支えてくれたおかげで、娘の中から「勉強に取り残されている」という大きな焦りや不安が少しずつなくなっていったようです。
心の余裕が戻ってきたことで、娘は最近「自分のペースなら、また少しずつクラスに戻れるかも」と、自分の意志で少しずつ登校にチャレンジし始めています。
「子どもの気持ちに寄り添い、信頼できる先生と一緒に見守る」という形に変えたことが、大きな転換点になりました。
中学3年生 Yさんのお母さん
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