不登校の子供たちの現状

2025年9月更新

不登校の子どもは30万人以上。増加する心の疲れ

近年、不登校の子どもたちは、小学生・中学生合わせると約30万人を超えると言われています。しかもこの数字は、病気や経済的な事情を除いたもの。つまり、心の負担や精神的な理由によって学校に行けなくなっている子どもたちが、これだけ多く存在しているということです。

この背景には、社会全体の変化や、子どもたちが抱える様々なストレスの問題があります。不登校は、決して特別なことではなく、私たちの社会が抱える大きな課題の一つです。大切なのは、大人たちがこの現状を正しく理解し、子どもたちが抱える心の疲れに気づいてあげることです。

不登校になりやすい学年と傾向

特に注意が必要なのが、小学校高学年〜中学生の時期です。不登校の数は中学３年生でピークを迎え、高校生になると徐々に減少する傾向にあります。なぜこの時期に不登校が増えるのでしょうか。

勉強のプレッシャー
授業の難易度が急に上がり、受験ストレスも重なります。特に中学受験を経験した子どもは、燃え尽き症候群になってしまい、合格後に心が切れてしまうケースも少なくありません。

思春期特有の不安定さ
友人関係の複雑化や将来への不安など、心と体が大きく揺れ動く時期です。「特に何もないけど、なんとなく不安…」そんな気持ちになる時期でもあります。

これらのストレスが積み重なり、子どもたちは知らず知らずのうちに心が疲弊し、学校に行けなくなってしまうのです。

男女でも、住んでいる場所でも違う不登校の傾向

不登校の男女比はほぼ同じですが、その原因には若干ですが違いが見られます。

男子
授業についていけない、勉強自体が嫌い、といった学業面の悩みがきっかけになることが多い傾向があります。

女子
友人関係や先生とのトラブルなど、人間関係の悩みが不登校の引き金になりやすい傾向があります。

また、不登校の背景は、地域によっても異なります。

都心部
幼い頃から競争にさらされ、学業ストレスが原因で不登校になるケースが多く見られます。

地方
人数が少ないため人間関係が固定化され、閉鎖的なコミュニティでのストレスが不登校につながりやすい傾向にあります。

大切なのは、これらの傾向を参考にしつつも、「子どもの声をじっくり聞いてあげること」です。大人が勝手に決めつけず、子どもの目線に立って寄り添うことが、回復への第一歩となります。

焦らないで。今できることから、少しずつ

不登校は決して「甘え」ではありません。それは、子どもたちが心の限界を超えてしまったときに出す、精一杯のメッセージです。

親としてできることは、自分を責めず、お子さんの「ありのまま」を受け入れてあげましょう。
そして、

急かさないこと
「あなたはあなたで大丈夫」と伝え、安心感を与えること
親子で信頼関係を築きながら、少しずつ前に進むこと

私たち家庭教師のえーるは、不登校でお困りのお子さんに、ただ勉強を教えるだけでなく自信を取り戻し、自分らしい未来を描いてもらえるように、温かくサポートしていきます。

ご家庭の声

娘が学校に行かなくなってから、私はずっと自分を責めてばかりいました。「私がもっと早く気づいてあげていれば…」という後悔ばかりが頭をよぎり、娘にどう接すればいいのか分からなくなっていたのです。

そんなとき、えーるの家庭教師の先生に来てもらい、先生から「まずはお母さんが気持ちを楽にしてくださいね」と温かい言葉をかけてくださいました。先生と話すうちに、娘の不登校は私のせいではない、ということに気づくことができ、心がスーッと軽くなっていきました。

先生は娘と、無理のないペースで、彼女が興味のあることから学びを始めて、沢山褒めてくれました。そのおかげで、娘は楽しくなってきたのか、少しずつ勉強に向かううようになり自信を取り戻していきました。今では「先生に会う日は楽しみ」と笑顔を見せてくれるようにまでなりました。えーるの先生は、娘の勉強だけでなく、私自身の心の重荷も取り除いてくれる、ありがたい存在です。これからもよろしくお願いします。

中学２年生Ⅿさんのお母様より

＞＞不登校のサインに気づくために

不登校のお子さんの家庭教師をお考えの方は、私達えーるの「不登校のお子さんのための家庭教師」をごらんください。不登校になり、１人で家でうまく勉強できないという方は、家庭教師の無料体験を行っていますので気軽にお試しください！